小さな恋のキューピット Ryosuke.Y

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それから数日が経ち、土曜日の前日







今日の仕事が終わって
テレビを見ながら家で晩ご飯を食べていた


今日はカレーなんだ、楽だから。









〜♪









｢電話……、あっ！｣









画面には【涼介】の文字



これだけでテンション上がっちゃうよ。


まぁ、誰が出るかはわかってるけどね？笑









｢はい、もしもし？｣




大貴『だいきだよっ』









あれ、なんで小声？


小声で頑張って声出してる感がすごい笑









｢こんばんは笑｣




大貴『あしただよっ、おぼえてる？』




｢うん！もちろんだよ？｣




大貴『よかったぁー！

あっ、おっきいこえだしちゃった。』




｢どうして小声なの？｣




大貴『あのねっ？

パパにはないしょだから、いまトイレにいるのっ

パパのでんわかしてもらったのっ』









あー、なるほど笑


明日の事は山田さんに内緒だから
トイレにこもって電話してるってことね


健気で可愛いなぁ、大貴くんは









｢そっかそっか笑

じゃぁ、明日何時にお買い物行く？｣




大貴『うーん、あさごはんたべるからぁ。

…………11じにいくっ』




｢朝起きれる？｣




大貴『がんばるっ』




｢よし、朝ちゃんと起きてね？

どこで買い物したい？｣




大貴『おみせいっぱいあるとこっ

なんだっけ……、で、デザートみたいな……。』




｢デパートかな？笑｣




大貴『そう！！あっ……。』









可愛い。

可愛いで溢れてる。


勢い余って大声出しちゃって
それで焦ってる大貴くん、やっぱり可愛いわ









｢しー、ね？笑

じゃぁ明日11時におうち迎えに行くよ？｣




大貴『うんっ、くるまでくる？』




｢あー、どうしよっか

電車と車どっちがいい？｣









あ、これでも車持ってます


会社は近いから車使ってないけど
デパート行く時とかは車使ってるんだよね

たまに一人旅でドライブするし









大貴『おれ、くるまがすきかなぁ』




｢じゃぁ、車で迎えにいくね？｣




大貴『うんっ、わかったっ』




涼介『大貴ー……、トイレしたいんだけど。』




大貴『あっ、パパきちゃった！

Aきるね！あしたね！』




ﾋﾟﾛﾝｯ








あ、切れちゃった…………。


かなり焦ったんだろうな笑


何を買うんだかわからないけど
頼ってくれるのは嬉しいな。









よっしゃ、明日に備えて今日は早く寝よっ！

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