小さな恋のキューピット Ryosuke.Y

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大貴『あ、ねぇ、Aー』




｢んー？｣




大貴『こんどいつあそべる？』




｢え、今度？｣









今度、かぁ。


いつかなぁ
基本的にいつでも暇なんだけどな。笑









大貴『Aがあそべるひ、いつー？』




涼介『大貴、Aちゃん忙しいんだぞ？』




大貴『うーん……。』




｢大丈夫ですよ、私暇なので笑

土曜日と日曜日ならいつも暇だよ？｣




大貴『ほんと！？

じゃぁ、あしたは？』




｢明日！？｣




涼介『ダメダメ！

Aちゃんも疲れてるから！

みんながみんなお前みたいにエネルギー無限じゃねーの！』




大貴『えー……。』









明日かー。

いや、確かに暇なんだけど。


お酒のんだから明日絶対昼まで爆睡だし。









｢他の日は？｣




大貴『ちょっとまって！

カレンダー見てくる！』




｢うん笑｣








大貴『ぱぱー、きょうってここ？』




涼介『そうそう』




大貴『つぎのどようびってここ？』




涼介『おー』









大貴くんの声が結構遠くになった


壁掛けカレンダーに指をさして
山田さんに聞いてる姿が頭に浮かぶ



うん、可愛い。笑



なんて考えてたら
ドタバタと聞こえる足音









大貴『A！つぎのどよーびは！？』




｢次の土曜日はね、ちょっと待ってよー？｣









スケジュール帳をカバンから取り出し
確認すると

まぁ、予想通り予定は入ってないよね









｢うん、遊べる！｣




大貴『やったー！

おれね！おかいものいきたい！』




｢買い物？｣




大貴『うん！パパにはないしょ！』




｢え？笑｣




涼介『は？笑笑』




大貴『あっ……。』




涼介『ははっ爆笑

バカだなー、お前は笑』




大貴『わすれて！いまのわすれて！』




涼介『はいはい、忘れとく笑』




｢大貴くん面白いねー笑笑｣




大貴『A！パパいないときにはなししよう！』




｢うん、わかったよ笑｣









大貴くんが使ってるの、
山田さんのスマホなんだけどな。笑


そんなところもすごく大貴くんぽいけどね









涼介『ほら、大貴もう歯磨いて来い』




大貴『はーい、Aまたね！』




｢うん、またね！｣









涼介『もしもし？』




｢あっ、はい！｣









危ない、切るとこだった……。




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