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思わず立ち止まって少し大きい声で言った


山田さんは
急に立ち止まった私にびっくりした顔で振り返った。









「山田さんが悪いんじゃなくて!


私の、問題で……。

失礼な態度取ったり、困らせてばっかりで。


それで、
わざわざ追いかけてきてくれたのに
また山田さんを困らせてる自分が嫌で。


なんというか……、その……。

本当にごめんなさい。」









視界には真っ暗のアスファルトと私の足


山田さんの顔、見れない。


驚いてる?

困ってる?


それとも……、呆れてる?









涼介「もう……、Aちゃん。」




「はい……。」




涼介「こっち見て」




「いや、でも……。」




涼介「まったく。」








「んぇっ……?」




涼介「ちゃんと俺の顔見てほしいな。」









私の両頬は山田さんの手のひらに包まれ、

俯いてた顔をぐっと上げられた



少しひんやりしてる手だけど、
それに反して私の顔の温度は上昇するばかり



今、夜で良かった、かも……。









「あ、あの……。」




涼介「世話が焼ける。」




「へ?」




涼介「やっぱ子供。」




「ご、ごめんなさい……。」




涼介「でも、その方が大貴と気が合うよ?」




「え?」




涼介「俺、子供の扱いなら慣れてるし」




「あの、山田さん……?」




涼介「ご飯付きだよ?」




「そ、それって……。」









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涼介「俺が困ったら、頼ってもいいかな?」





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雪もち。(プロフ) - 山ちゃんやばすぎ!!通学バスで読んだのですがにやけが止まらんよ〜って感じです!ほんとにすごいと思います! (2017年11月17日 8時) (レス) id: ad8532904c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 大ちゃん可愛すぎ!山田くんイケメン過ぎ!そして、キュンキュン、ニヤニヤが止まらなくなる。しおんさん、凄すぎます。こんなに胸がほっこり温かくなる作品、もはや神。どうしても言いたくて読み進める前にコメントしました。この作品書いて下さって感謝です。 (2017年5月29日 19時) (レス) id: 54fbc623d8 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 私も北海道です~ (2017年5月12日 22時) (レス) id: 5b962ae9ca (このIDを非表示/違反報告)
MANA(プロフ) - コメント失礼します!パパな山田くんに終始キュンキュンしっぱなしでした( *´艸`) 私青森なんですけど、しばれるとかゴミ投げるとか…よく使うので親近感わきました(笑) 「なまら」って可愛くないですか!?青森なんて「わや」です(笑) (2017年5月4日 11時) (レス) id: a1bf4f0ac4 (このIDを非表示/違反報告)
かりな - 北海道弁ってこんな感じだったんですね!私はバリバリ都会っ子なんで…方言が羨ましいです!かわいいですよね方言♪更新頑張って下さい (2017年3月12日 23時) (レス) id: b03ddee3fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しおん | 作成日時:2017年2月14日 2時

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