検索窓
今日:4 hit、昨日:9 hit、合計:1,396,516 hit

25 ページ25

.




涼介「長々とごめんね?

聞いてくれてありがと」









なんて言ったらいいんだろ。

言葉が出てこない。




辛かったんですね

頑張ったんですね




いやいや、違うよこんなの




大貴くん、かわいそう





これはもっとありえないでしょ





20年間生きてきて
初めて自分の語彙力の乏しさに腹が立つ



…………いや、語彙力じゃない

これはただの経験不足だ


私、こんな大きな傷を負ったことなんてない。









涼介「蹴られたのは覚えてないと思うけど……。
大貴小さかったから。


でも近寄らないってことは
怖いって気持ちがあるんだと思う。


特に赤いネイルしてる人は苦手みたい笑

あいつもよく赤いネイルしてたから。


無意識に拒否してんだろうな……。」




「あの、私……、なんて言ったらいいか。」




涼介「いやいや、そんなの大丈夫だよ?

俺もAちゃんの立場だったら困るもん。笑」




「こんな大事な話、
私なんかしてくれてありがとうございます。

まだ会って2回目なのに。」




涼介「あー、確かにまだ2回目だよね


俺、何話してんだろう笑

親と上司と本当に仲良い友達しか話してないのに笑」




「え、そうなんですか?」




涼介「うん、そうだよ笑

なんか話すの気になれないし、
結構聞かれたけどうやむやにしてた


ま、大貴も、俺も
Aちゃんのこと信用してるってことかな?」




「わ、私なんかをですかっ?」




涼介「もちろん!


大貴が懐くなんてめっちゃレアだから
この人なら大丈夫だ!って思ったんだと思う

俺も直感でいい子だなって思ったよ?
根拠なんて無いけど笑

だから家に招待したんだもん」









わぁ、すっごい嬉しい。


さっきはあんな話聞いちゃって申し訳ない気持ちでいっぱいだったのに
山田さんの言葉で一気に嬉しくなる。


私って意外と単純…………。









.









「私に、何か出来ることありませんかね?」





.

26→←24



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (783 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

雪もち。(プロフ) - 山ちゃんやばすぎ!!通学バスで読んだのですがにやけが止まらんよ〜って感じです!ほんとにすごいと思います! (2017年11月17日 8時) (レス) id: ad8532904c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 大ちゃん可愛すぎ!山田くんイケメン過ぎ!そして、キュンキュン、ニヤニヤが止まらなくなる。しおんさん、凄すぎます。こんなに胸がほっこり温かくなる作品、もはや神。どうしても言いたくて読み進める前にコメントしました。この作品書いて下さって感謝です。 (2017年5月29日 19時) (レス) id: 54fbc623d8 (このIDを非表示/違反報告)
もえ - 私も北海道です~ (2017年5月12日 22時) (レス) id: 5b962ae9ca (このIDを非表示/違反報告)
MANA(プロフ) - コメント失礼します!パパな山田くんに終始キュンキュンしっぱなしでした( *´艸`) 私青森なんですけど、しばれるとかゴミ投げるとか…よく使うので親近感わきました(笑) 「なまら」って可愛くないですか!?青森なんて「わや」です(笑) (2017年5月4日 11時) (レス) id: a1bf4f0ac4 (このIDを非表示/違反報告)
かりな - 北海道弁ってこんな感じだったんですね!私はバリバリ都会っ子なんで…方言が羨ましいです!かわいいですよね方言♪更新頑張って下さい (2017年3月12日 23時) (レス) id: b03ddee3fb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しおん | 作成日時:2017年2月14日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。