小さな恋のキューピット Ryosuke.Y

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この光景、前も見たことある









涼介｢あぁ、また寝たんですね。｣




｢大丈夫ですよ笑｣









1ヶ月前とまったく同じ状況


私の膝の上に乗って抱きつく大貴くん、と
私の隣に座る山田さん

目の前のテーブルの上には、
山田さんが持ってきてくれたお茶


前と少し違うのは
もう既に日が落ちかけてること、くらいかな









涼介｢なんか前と同じですね笑｣




｢あ、私も思いました！｣




涼介｢ははっ、気が合いますね？笑｣




｢で、ですねっ笑｣









そんな素敵な笑顔向けないで欲しい。

眩しすぎる！
神々しいよ山田さん！









涼介｢ほんっと、寝てたら可愛いんですけどねぇ……。

あ、親バカっぽいかな。｣




｢いえ！ほんとに可愛いです、大貴くん

起きてる時も笑｣




涼介｢でもうるさくないですか？

落ち着かせるの大変で。笑｣




｢子供は元気が一番ですよ！｣




涼介｢まぁ、そうなんですけどね笑


１回テンション上がると手付けらんないんですよ

だから一緒になって笑ってくれてるの見るとすごいっていうか
助かる……っていうか。笑｣




｢そんなすごくなんてないですよ！

私の周りに小さい子供いないので、
新鮮なんです

だから全然苦じゃないっていうか
むしろ楽しくて！

一緒になってうるさくしちゃって……笑｣




涼介｢いやいや！

遊んでもらってありがたいです！｣




｢そう言ってもらえて嬉しいです｣









いいなぁ、こんな人がお父さんなんて。

大貴くんは幸せ者だね


大変だって言ってるけどさ、
やっぱり大貴くんのこと大好きなんだなぁ。

すっごく優しい顔してみてるもん。


思わず見惚れるくらいに、綺麗な顔してる。









涼介｢自分でも好きって言うくらい懐いてますからね。笑

Aさんがいてくれて本当に良かったですよ｣




｢いやいや、そんな全然…………え。｣




涼介｢ん？

…………あ、えと、つい癖で！｣




｢く、癖……？｣









今、Aさん……って。

名前で呼んでくれた、よね？


しかも、癖って……！









涼介｢あー、どうしよ、えっと……。

嫌だった……ですよ、ね。｣




｢ぜ、全然嫌じゃないです！

いつも名字だったので驚いただけで。笑｣




涼介｢すいません。笑

実は、家ではAさんって、呼んでて……。｣









家で……？


てことは、
普段、私のこと話を……？





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