小さな恋のキューピット Ryosuke.Y

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大貴｢ただいまー！！｣




涼介｢ただいまー｣







｢おじゃまします……。｣









再び足を踏み入れてしまった


また来れると思わなかったから
実際めっちゃくちゃ嬉しい。

神様にありがとうって感謝しとくかな









大貴｢A！おてあらいうがいしよ！｣




｢うん！

わっ、ちょっ！｣




涼介｢こら！引っ張っちゃ転んじゃうだろ！｣




大貴｢だいじょーぶ！

ちゃんとおれがまもってあげるから！｣




涼介｢何言ってんだよ笑｣









小さい手にこれでもかってくらいの泡をつけて洗う大貴くん

なぜだか鼻やらほっぺやらに泡が飛び散ってる……笑

まぁ、子供ってそういうものか


泡を取ってあげると
"ありがとうー！！"
って可愛い笑顔を向けてくれた









大貴｢パパー！おわったー！｣




涼介｢おー、坂下さんとソファ座ってな｣




大貴｢うん！Aいこ！｣




｢うん！｣









キッチンでガサガサとお菓子の袋を開けてる音を背に
小さな手を握ってソファに向かった









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テレビをつけると
大貴くんの好きなバラエティ番組の再放送がやっていた

私の横で足をバタバタさせながら、楽しそうにテレビに釘付け


それでも時折私の方を見て
この人はこうで、あの人はどうで……
なんて説明してくれるのがまた可愛い









涼介｢お前は黙ってテレビ見れないのかよ笑｣









ポテチやチョコが入ったトレーに
もう片手にはペットボトルとグラスを器用に持ってきた山田さん


悪態をついてるけど
楽しそうなのが隠しきれてないですよ。笑









大貴｢Aしらないかもしれないもん！｣




涼介｢坂下さんは大貴より物知りなんだぞ？｣




大貴｢えー、そうなの？｣




｢んー、まぁ、大貴くんより物知りかも？｣




大貴｢じゃぁさ！

仮面ライダーでいっちばんつよいてきしってる？｣




｢か、仮面ライダー……？｣




涼介｢あ、それずるいぞ大貴！笑｣




大貴｢ずるくないもん！｣









生意気なやつはこうだー！
なんてくすぐる山田さんも

やめてやめてー！
って暴れる大貴くんも

同じ太陽みたいな笑顔で笑っていた


この笑顔を見ると
私も知らないうちに笑っちゃうみたい









大貴｢Aなんでわらってんのー！｣




｢なんでもないよ？｣




涼介｢きっと大貴がバカだからだな！笑｣




大貴｢ちがうもん！｣



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