Two sides 2 ページ2
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今日も明日も夜は予定がある。
毎日こんなことをしているから壱馬とご飯に行くなんて出来ない。
でも、こうしないと生きていけない。
『お待たせしました』
約束していた高級店に行くともう来ていたわたしの常連さん。
「いつもありがとうね」
『わたしのほうこそありがとうございます』
「あ、前払いだったよね」
「昨日今日で2日連続で指名させてもらったからちょっと多めに入れてあるよ」
そう言って封筒を渡してくれる。
ちらっと中身を確認して本物のお札であることを確認する。
『ありがとうございます。では2時間でしたよね?よろしくお願いします!』
壱馬side
慎と少し奮発するかっていって高級寿司店に入った。
まぁ払うのは俺なんやけど…笑
するとカウンターにAらしき姿とおじさんが並んで座っていた。
慎「あれ、今日の打ち合わせにいた人ですよね?」
慎「お父さんですかね」
慎「お父さん結構年配な方なんですね」
壱馬「そうやな」
あれはAのお父さんじゃない。
でも、慎にはというよりメンバーにはAが幼馴染ということを言っていない。
あのおじさんはAの彼氏なのだろうか。
気になり過ぎて高級店のお寿司なのに全く味が分からなかった。
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作者名:らびあり | 作成日時:2023年3月29日 19時