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「よっ!兄貴」
たくや「もう聞いたんだ(笑)つまんねー」
東京に戻って次の日の夜
たくやさんのところに向かった。
「1番最初に言ってくんね?」
たくや「だから最初止めただろ」
「なんでしぶるのか不思議だったけど納得だわ」
たくや「女遊びしたらすぐ情報入るからな」
「こわっ」
たくや「俺はまし!まだ怖いのいるから」
「真ん中にもう1人いる?」
たくや「そ!弟、俺の3つ下」
「蛇のオイルライターもってる?」
たくや「あーそーかなーあんま覚えてねぇーけど」
「なるほどね」
これですっきりした。
兄貴がだいぶ過保護ってことが。
今のところする気はないけど
女遊びはマジで無理かも…
いや、口止めすればいけるか?
俺が言わなきゃ言い訳だし。
たくや「てか、樹も会ったことあるよ」
「え?いつ」
たくや「よく来る。オールバックにサングラスかけてる」
「肩に蛇の墨入ってる?」
たくや「あーそうそう」
「まじ、あの普通の方?」
たくや「銀行員」
「うそだろ」
とても銀行員なんてそんなお仕事には見えない。
肩に墨入ってるんだぜ?
てかあのオールバックにサングラスはもう
やばい人だと思ってなるべく関わらないようにしてきた。
怖すぎ。
人は見かけによらないと言うけど…
けど…
なのよ。
「来週Aが、またこっち来るって」
たくや「そうそう。早く引っ越せって言ってんだけどね」
「意外と往復しんどいからね」
たくや「そんな行ってんの?」
「まーぼちぼち」
たくや「まーうちの妹可愛いからね」
「シスコンかよ」
たくや「大事に育ててきたからね」
「なんもいえねぇーわ」
それから1時間くらい2人で飲んで
店を出る。
今日は兄貴が奢ってやんよ!って
たくやさんが奢ってくれた。
パパに認められたみたいな気がして嬉しい。
まーまだ(仮)なんだけどね。
@io_stfk
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作者名:唯音 | 作成日時:2023年2月24日 22時