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彼が出て行ったホテルの部屋。
静まり返った部屋を見渡すと
ゴミ箱が目に入る。
あー。
やっぱこりゃやっちゃってるよな…
大量のティッシュの中から
見つけたいものを探すのは流石に困難
まって。どうしよう…
てかあいつ最後なんて言った？
彼氏？
意味わかんない。
時計を見ると9時半。
帰りの新幹線は12時で。
私も時間がヤバい。
てかここ何処！
ばたばたホテルを出る。
私の宿泊していたホテルは意外と近い。
チェックアウトして駅へ向かうとき電話が鳴った。
携帯には「樹」の文字
いや待て。なんか見たことある顔と思ってたけど。
朝のあの人…
関わらない方が良い気がする…
悪い気しかしないその電話を拒否して
スマホをポケットへいれた。
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年1月16日 21時
