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櫻「お疲れ様」
会社の１階にあるカフェでランチを食べて戻ろうとした時、声をかけられ振り返ると櫻井さんだった。
「お疲れ様です」
櫻「ちょっと待って」
お店の外で待ってるとテイクアウトのカップを４つ持った櫻井さんが戻ってきた。
櫻「ごめん、お待たせ。はい」
４つのうち２つを渡される。
櫻「カフェにいるて言ったら俺の分もて今さっきニノから連絡来てさ。俺今から会議だから代わりにニノに渡して欲しいんだけどお願いしてもいい？」
「もちろん」
櫻「もう一個はもちろん塩見さんのだから」
「ありがとうございます」
まだ熱いカップを持って情シスのフロアに行く。
櫻井さんにお使いさせるて、二宮さんぐらいじゃないの(苦笑)
二宮さんはいつも通りゲームをしてた。
和「珍しいじゃん、お前から来るの」
画面から目を離さずに喋りかけられる。
二宮さんならほんとに後ろにも目付いてそう。
「櫻井さんからの業務命令」
テーブルの角にコーヒーを置く。
和「え？あぁ、ありがと」
コーヒーをチラッと見てコントローラーを置いた彼はイスごと振り返る。
和「北山に見せた？こないだの」
「うん、最高て言ってた」
和「ふっ(笑)」
トントンと後ろから聞こえて振り返ると翔太がいた。
「翔太、」
翔「よう。二宮さん？ですよね」
和「うん」
翔「北山さんがこれを」
翔太が持ってる袋には二宮さんが吸ってる銘柄のタバコがいくつか入ってた。
和「あいつほんとこういうとこ抜かりねえな(笑)」
翔「じゃ、僕はこれで」
「私も行く」
出て行く私たちに、ありがとねーと声をかけてまたコントローラーに手を伸ばしたのが視界の端に見えた。
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作者名：真央
| 作成日時：2020年4月16日 19時
