イケメン4人の好きな人は私…らしいです。 (ページ34)

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34ー貴女sideーページ34

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また神宮寺に

ドキドキしてる自分がいて。

先生の言葉で我に返ったけど

ほんの一瞬でも

神宮寺が近くに感じられて

すごく落ち着いた。

神宮寺「戻るか。」

A「うん。」

気付けば昼休み。

二人で教室へ向かう。

まりな「見事2時間もサボったね、A(笑)。」

A「なんか、ごめんね？」

まりな「なに言ってんの。神宮寺も見つかって良かったじゃん。」

そういえば神宮寺から

3限目、どこにいたのか

聞かれてない。

興味ない？

別に聞くほどのことでもない？

どうしよう…

神宮寺に聞いて欲しいよ…。

岩橋先輩に

キスされちゃったって言ったら

神宮寺どうする？

まりな「A、大丈夫？」

A「え？あぁ…大丈夫大丈夫。」

まりな「ホントかよー。」

考え込みすぎて

また心配させちゃった…。

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放課後、

委員会があるからって皆に伝えて

先に帰ってもらった。

委員会が終わって帰ろうと

体育館の前を通った時、

バスケ部が練習してるのが見えて。

岸先輩、

練習に出てるのかなって

少し覗いてみた。

A「いた…。」

練習にも

ちゃんと参加してるんだ。

あんなに上手いんだから

正式に部活入ればいいのに。

「なぁ、あれAちゃんじゃね？」

「誰見に来てんの？」

先輩たちに噂されてる…？

あぁ、

そりゃ岸先輩が大胆に

告白してきたり

呼び出してきたりだから

知られてても当然か…。

岸「A！」

A「先輩、お疲れ様です。」

岸「おう。どうした？」

A「委員会終わりにここ通ったから、覗いてみました。」

岸「そっか！帰り、一人？」

A「はい。」

岸「送ってくよ。もう少しで終わるから待ってて？」

A「あ、はい。ありがとうございます。」

それから30分くらいで

練習は終わって。

岸「お待たせ！」

A「いえ、お疲れ様です。」

岸「帰ろっか。」

外はすっかり

薄暗くなってて。

先輩と二人でいるのは

初めてじゃないのに

なんだかいつもより緊張した…。