イケメン4人の好きな人は私…らしいです。 (ページ2)

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02ー貴女sideーページ2

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まりな「ちょっとAっ…、なんで逃げんの？」

教室に着いて

息を切らしながら

まりなが言った。

A「だって急に言われても困るっていうか…なんて返せばいいのか、わかんなくて…。」

まりな「まぁ気持ちはわかるけど…。」

窓から

校門の方を見ると

先輩の姿はもうなかった。

「A！おは！」

A「神宮寺…おはよ。」

出ました。

能天気、神宮寺。

神宮寺「なになに、元気ないぞ？岸先輩に告られたのに、嬉しくねぇの？」

A「なんで知ってんの？！」

神宮寺「そりゃ、あんな大胆に告白されてたんだから、嫌でも目に入るだろ。」

神宮寺に知られたら

もう終わりだ…。

これから毎日

冷やかされるに決まってる。

「おはよ。」

A「顕嵐～(泣)。」

顕嵐「え、Aどうした？」

顕嵐は

ホントにいい奴で

いつも私の相談に乗ってくれる。

神宮寺「こいつ、岸先輩に告られたんだよ。」

顕嵐「マジで？！返事は？」

まりな「この子、逃げてきちゃったの。」

顕嵐「うわ、ひでー奴だな(笑)。」

A「だって…全然話したことない人にいきなりあんなこと言われても…。」

顕嵐「そうだよな。よしよし。」

頭をポンポンしてくれる顕嵐。

これホントに落ち着く。

神宮寺「顕嵐、人が良すぎ。」

まりな「あんたがデリカシーないだけじゃ…？」

A「そうだそうだ！」

顕嵐「まぁまぁ。神宮寺もいい奴じゃん。」

A「……どこが？←」

神宮寺「は？！あーあ、岸先輩はなんでこんな奴、好きになったんだろうな。」

それは

私が一番思ってるっての。

バカ神宮寺。

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放課後、

まりなと図書室に

借りてた本を返しに行ったら…

「西岡Aちゃん…だよね？」

入り口で呼び止められて

振り返ると…。

A「岩橋…先輩？」

岩橋「あ、知ってるんだ？」

知ってますとも。

岸先輩と同じく、

いつも女子に

囲まれてるじゃないですか。

岩橋「ね、俺と付き合ってくれない？」

A「…えぇっ？！」

一日に

二人に告白されるなんて…

今日はなんて日なの？