イケメン4人の好きな人は私…らしいです。

06ー顕嵐sideー ページ6

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Aが

岸先輩に告られた…。






返事は

まだしてないみたいだけど、

これは一大事。






岸先輩、

Aが好きだとか

一言も言ってなかったじゃんか…。







俺だって好きだよ、

Aのこと…。








A「顕嵐っ！おはよ！」

顕嵐「おはよ！」







大好きなAが登校…





と思えば

神宮寺と一緒かよ…。







神宮寺「おっす。」

顕嵐「おう。」







まぁ二人は幼馴染みだから

仕方ない…

って言い聞かせてきたけど

やっぱ二人を見てるのは辛い。







俺だってそれなりに

Aと仲良くしてるし。







Aも

いつも俺を頼ってくれる。







A「顕嵐、教科書忘れちゃった。」

顕嵐「バカ。ほれ。」







Aは俺の隣の席。







おっちょこちょいのAは

よく忘れ物をする。







教科書の時はラッキー。






だって

一つの教科書見るのに

密着できるもん。







A「んー…眠くなってきちゃった。」

顕嵐「おいおい。」







Aの苦手な英語だもんな。







A「うーん、限界です。」

顕嵐「ったく…。」







密着したAが

俺の肩に頭を乗せてくる。







後ろの席で良かった…。







…にしても

この可愛い生き物、

どうしてくれようか。






A「顕嵐〜…。」







寝言で

俺の名前を呼ぶなんて、

変に期待しちゃうんですけど。







ーーーーーーーー







A「ん〜！よく寝た！」

顕嵐「お前な、ノートくらいとれよ。」

A「顕嵐、見せてくれる？」

顕嵐「はぁ…。仕方ないな。」

A「ありがとっ！顕嵐、大好きっ♪」







″大好き″






それって

どういう ″好き″ なの？







まりな「顕嵐、ドンマイ。」

顕嵐「先が思いやられるわ。」







まりなは唯一、

俺がAを好きだって知ってる奴。







神宮寺「おい、A。お前また寝てたろ？」

A「うん。顕嵐のお陰で快眠快眠♪」







神宮寺も

Aのこと好きなんだよな。







本人から直接

聞いたことはないけど。






てか

神宮寺の席は

前から二番目だから

わざわざ振り返らないと

見えないよな…。







そんなにAのことが好きか。






ま、

俺だってその気持ちは

負けてないけど。

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