イケメン4人の好きな人は私…らしいです。 (ページ17)

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17ー岩橋sideーページ17

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岸くんが

Aちゃんに告白してから

俺らが集まることが

何故かなくなってた。

でも今日、

岸くんと屋上に行ったら

たまたま神宮寺と顕嵐がいて

久々に4人で話した。

そしたら

皆Aちゃんに

告白したことがわかった。

よりにもよって何で

俺ら4人の好きな子が

被るんだろ…。

神宮寺「そういえば、今日A休んでますよ。」

顕嵐「そうそう！」

岸「えっ？なんで？」

神宮寺「頭痛いって、布団に包まってました。」

岸「…なんで布団に包まってたことまで知ってんの？」

岩橋「怖っ。」

神宮寺「俺、Aんちの出入り自由なんで。」

少しドヤ顔で言う神宮寺。

正直、羨ましい。

顕嵐「お見舞い行こっかな…。」

岸「お、俺も行きたい！」

岩橋「俺もー！」

神宮寺「いや、皆で押しかけたら迷惑…。あ、じゃあ、じゃんけんで勝った人だけにしましょう。」

岸「わかった！」

じゃんけんの結果、

勝ったのはなんと俺。

放課後、

神宮寺に連れられて

やって来たAちゃんち。

神宮寺は

Aちゃんちの鍵を持ってて

自分んちのように

上がっていく。

岩橋「ねぇ、いつもこうやって勝手に上がってんの？」

神宮寺「あぁ。自分んちに帰る前に来て、夕飯も食べさせてもらうよ。俺んち、親がいつも帰り遅いから。」

神宮寺ほど

Aちゃんの近くにいる奴って

いないんじゃないかな…。

Aちゃんの部屋に入るなり

神宮寺とAちゃんが

仲良さそうに話し始めたから

若干入りづらかった。

そのうち神宮寺が

気を遣ってか、帰って行って。

A「岩橋先輩…風邪うつっちゃったら、すみません。」

岩橋「気にしないで。」

A「私、先輩とゆっくりお話してみたかったんです。」

Aちゃんが俺のことを

知ろうとしてくれてる。

返事するのに必要だもんね…？

岩橋「俺も、Aちゃんのこと知りたい。」

体調が悪いはずなのに

Aちゃんはニコニコしながら

自己紹介をしてくれた。

もちろん俺もした。

笑顔で話すAちゃんが

すごく可愛かった。