68ー貴女sideー ページ18
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のんびりシャワー浴びてたら
神宮寺がすでに
リビングで待ってて
″遅い″ とか散々言われて。
家を出るなり
手を握ってきた。
やっぱり握り返しちゃう私。
何事もなかったかのように
他愛のない話をして。
学校の近くまで来ると
神宮寺の手は離れていった。
そういえば…
右手の捻挫は包帯も取れて
良くなってるのに
腕を掴むのも手を繋ぐのも
左手にしてくれてる
何気ない優しさに
今さら気付いちゃったり…。
まりな「おっはよー！」
A「お、おはよ。」
やけにテンション高いまりな。
顕嵐「朝からうるせーな、まりな。」
まりな「朝の挨拶は大事よ♪」
A「おはよ、顕嵐。」
顕嵐「おう。」
教室に入るなり
神宮寺はクラスの女子に
囲まれちゃった。
だけど
いつもの素っ気なさに戻ってた。
休み時間、
トイレに行って
教室に戻る途中で
「あの、西岡さん！」
と、
同じ一年の子に
呼び止められた。
A「なに？」
女「えっと…、これ…顕嵐くんに渡してもらえないかな？」
A「ん、わかった。」
預かったのは一通の手紙。
こんなの日常茶飯事で
今まで何の抵抗もなく
引き受けてたんだけど…
なんか複雑。
A「顕嵐ー、これ。」
顕嵐「ん？なに？」
A「いつものじゃん？」
顕嵐「あー…あとで見るわ。サンキュ。」
面倒くさそうに
受け取った手紙を
机の奥にしまう顕嵐。
多分、
読まれることはないだろう。
顕嵐もやっぱり
モテるんだなって
改めて実感した日。
こんなの慣れてるはずなのに
心が痛い…。
顕嵐「A、どうした？」
私の嫌いな英語の時間。
教科書は忘れるし
気分が乗らなくて
机に突っ伏してたら
顕嵐に心配かけちゃった。
顕嵐「ほら。」
顕嵐が机をひっつけて
教科書を見せてくれる。
私が忘れ物をした時のお決まり。
A「ありがと。」
カッコ良くて
こんなに優しいんだから
そりゃモテないわけないよね。
私って顕嵐にとって
どんな存在なのかな？
私にとって顕嵐は…
もう、わかんない…。
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あみ - 楽しみです(^^)頑張って下さい！ (2015年6月11日 0時) (携帯から) (
レス) id: 8439421e48 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - 玄樹くんのはないんですか？ (2015年6月11日 0時) (レス) id: 9f44cb88d4 (このIDを非表示/違反報告)
PUU(プロフ) - 頑張ってくださぃ!!!完結、楽しみにしてますっ♪ (2015年6月9日 23時) (レス) id: 0911b9969a (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - あみさん» ありがとうございます！もうすぐ移行して完結です(^^) 最後まで、よろしくお願いします！ (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
山田苺花(プロフ) - PUUさん» えっ！そんな感想をいただけるとは！もう最高に嬉しいです♪ ラストスパート、頑張ります(*^^*) (2015年6月9日 18時) (レス) id: a7d7edcc21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山田 苺花
| 作成日時：2015年5月13日 22時
