お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

150 歩むのはどの道か ページ7

オリヴァside


そんなことが…、俺は何も知らなかったのか
その瞬間ホイッスルが鳴った。どっちかが一点を決めたのだ
すぐに振り向き試合の様子を見た



「……やっぱりな」
「俺は部屋に戻る。やるべき事が出来た」
そう言って絵心さんは帰ってしまった




「ふぅー、よかった。これも没収されなくて」
すぐに配信の状況も見ると今さっきとは打って変わって視聴者が何倍にも跳ね上がっていた
「俺達、どうなるんだろうな」
これが大事になれば何かが変わるに違いない。俺達ももしかしたらサッカーを諦めなくちゃいけないかもしれない








「どうなるもなにも…、俺達が今までやってきたことが今、跳ね返ってきてるようなもんですよ」
「それもそうだね、」





試合が終わるまで、俺達は無言で同じ光景を見ていた





オリヴァside終わり
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「吉良！！」
この時の汗は今までにないくらいに輝いていた





「やったな！！」
「あぁ」
ハイタッチして抱き合った、こんなことをしたのは何年ぶりだろうか




その時自分の額から一滴の汗が流れたことがわかった
本気でやり会えてるかは別として、私は一瞬でも本気でサッカーをやってたんだと分かってうれしくなった
もう一度サッカーやろうかなっても考えたけど、もう遅い。こんな自問自答を今まで何回繰り返しただろう




そしてふと上を見ると、國神とオリヴァさんがいた。コンタクトつけてるから分かったけど、多分スマホ持ってる
と、いうことは配信しているんだろう。この人達までなにか迷惑がかかるかもしれないのに

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