お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

166 わがままな私 ページ23

「私には他の幸せは来ないよ。もう、この私が別の幸せなんて烏滸がましいし他のじゃ幸せにはなれない」


「復讐ってさ成功したらめっちゃ嬉しいのに、なにかを失うもんなんだね」


「結局私普通の愛はここで貰ったけど普通の幸せはなかった。私、怖かったんだと思う、その幸せがいつか終わるんじゃないかって」
「A「でもね」」



「復讐しなければ多分死んでた！だからこれでよかったの。私はもういい「A」」
「お前は幸せになっていいんだよ！」









「好きなようにやっていいんだよ。やりたいようになって好きな時に終わらせればいいんだよ！」
「お前の人生はお前の為にあんだよ！昔のAと今のAの為にあんだよ！！！」








両肩を掴まれてそう言われた。ハッとした
確かに受け入れなきゃいけない、幸せの継続とかそんな難しい話よりも単純に幸せになりたい
このまま私はアイツらがなにかまたしないように立ちはだかる存在になりたい。でもそれだけじゃいやだ






「私、人の愛し方とか分かんないかもしれないんだよ」
「いい」

「私、人の気持ちとかわかんないかもしれないよ」
「いい、あとAは人一倍分かる」

「私、お母さんに愛された記憶とかないから自分の子供を愛せないかもしれないんだよ」
「愛し方に縛られないからいいよ、Aは自分が嫌なことは自分からしないから大丈夫」







涙は出さないよ。もう一生分の涙は出したから








「お前らし笑」
「でしょ」









パスタは冷たいまま、愛は温めたばっかり




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