お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

165 今の幸せと次の幸せ ページ22

「結局復讐ってのは終わんねぇんだよ」
「え？」
「いやお前が1番知ってるだろ」




「失ったものは戻ってこない。だから仕返ししてスッキリするんだ、でも仕返ししたとしも戻ってくるわけじゃない」



「だから失くしたものに未練がある限り復讐は終わんねぇんだよ」
パスタを食べながら吉良はそう言った。吉良は私と一緒に帰るらしい、どうやらブラジルのサッカーチームに呼ばれたらしく


吉良の言ってることは的を得ていた。確かにそうだ、復讐は終わらない。私の気が済むまで








「そうだね。でももう流石にこんなことはしないよ。アイツらが今後同じことを誰かにしないようにしないとね」
「でもどうすんの？もう一生会いたくないんでしょ？」
「それはね」





吉良に言った






「ははっ笑、お前らし」
「でしょー」




「でもそしたらまた会うかもしれないよ？まぁAは潔にさえ会わなきゃどうとも思わないだろうけど」
「そうだね。潔にさえ会わなきゃいい、他の奴らが分かってればいいの」
「案外未練がましいな」
「そうそう。私って未練タラタラな女なの、これ以上の幸せとかは望んでなくてこの幸せを継続させたいの」







「どうやってするんだろうなー、幸せの継続って。でもいいんだな？









その幸せを続かせる為にこの先の新しい"幸せ"を捨てるかもしれないんだぞ」

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