お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

159 人とは違う幸せ ページ16

【罪は償うべきだ】







「世一、やっと完全に道化師(ピエロ)になったんだな」
「カイザー(お前)…！」



「早く食べなさいよ、私の気持ちが分からないようだから」
「分からないって、確かに俺が悪かった。やり方が間違っていた」
「本当に分からないと思うよ。貴方達の17年間と私の17年間は全く違うから」
サッカーをやっててもよかった貴方達と、サッカーをやっちゃいけなかった私。考え方はまるで違う




「でも、無理に分からせようとは思ってないよ。流石にそこまではしたくない」
「………」


咀嚼音だけが響き渡る







あぁ、私はこの顔が見たかったんだ
敗北して、仕方なく、でももう勝つことは出来ないと心の底から思ってる顔を










「私、今とっても幸せだよ」









私も、エゴイストだ




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あの後からスーと怒りとか今までの感情が無くなってきた。終わりを意味しているんだろう
だからアイツらのどんな行動もどうでもよくなったのだ。好きだとまだ伝えてくるアイツらに笑って対応出来るようになった




「ダメな所は全部治す…、だからお願いだ」
「無理です」



「本当に悪いって思ってるから」
「嫌です」



「許されるとは思ってなくて、だからこれからは友達として」
「何言ってんねん」

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