お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

157 世間は許しても ページ14

「確かにそうですね。でもそれでのうのうと生きるなんて私が許さない」
「Aちゃんが許さなくてもどーでもええねん笑」





何秒かの静寂だ、最初は余裕そうな顔をしていた烏さんはみるみるうちに顔が真っ青になっていった。





「ちょっと待てや。もしかしてアンタ…」
烏さんは私の手に包まれてる紙を見た。それはみんなの住所一覧だった
「親にも、好きな人にも、大切な人にも…。世間は許しても






わたしは許さない」




全て分かったようだ。映像や書類を全て送ったのだ、身内や大切な人達に
勝ったからそれで終わりになるわけない。むしろ勝ったからしてんだよ




「やっぱAちゃんおかしいで」
「千切クンとか凪クンならまだ分かるけど、なんで俺達まで…」









「貴方達は私を助けてくれなかった」









「最初はまぁまぁ優しくしてくれてた癖に何かあったらその瞬間に影で色々言ってたの知ってるんですよ、そんな貴方達が幸せになるのが許せないんです」




「そう言ってアンタは俺達の将来に責任が「あ！思い出した」」
「はぁ？」
「思い出したことがあります。すみません、それでは」








「な、なんやねんアイツ…」
多分俺と話したくないからあんなこと言ったんや。アイツは俺達の将来がどうなってもええと本気で思ってる
勿論、嫌いだからって言う理由もあるけど、世界一になれないと思ってるからってのもある
もしそれが本当やったら、アイツも充分エゴイストや






ま、今は親になんて言うか考えないとあかんな
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