お前らに愛なんてある訳ねぇだろ 4 【ブルーロック】

155 終わった闘い ページ12

烏さんの目の前に私の足が来たから烏さんは一瞬驚いていた、けどその一つ一つの感情が時間を生んでしまう。そして私はボールを自分のものにし体勢を直した。潔が走ってきてるが間に合わないだろう。



53°、私の箱庭。そしてボールを思いっきり蹴った












ピピーーーーー！！



綺麗な音だ











「勝った……」









「A！俺達勝ったぞ！！！」
「勝ったんだ……」


確かに得点のホイッスルが鳴った。これで3対0で勝ったんだ…
いけないいけない、膝が崩れてたがすぐに立ち直した


みんなはあまりの呆気なさか敗北感のせいで茫然としていた
すぐに潔達の元へ行った














「これが私達の復讐。貴方達が不幸になる事をずっと待ってた」













こんなにも唖然としてる表情は初めて見た。それが見れたらなら私の復讐は終わったと言っても過言では無い





「これでもう充分かよ…、腐った奴らだ」
千切が話しかけてきた
「うん。お前ら程でも無いよ。言ったろ？敗北を学ばせるって」
「……あぁ、こんな敗北、もうこりごりだ」






「もっと楽しませてくれると思ってたんだけどな。これでみんな、本当の世界一にはなれないね」
「おいAww煽りすぎ」
吉良がめっちゃ笑ってたがまぁいい。私達は勝ったんだ
敗北というのをやっと学ばせた。これでこいつら本当の世界一にはなれない







私の夢を壊したヤツは、自分の夢を失ったんだ





「長かったな、吉良」
「そうだね。長かった」
今さっきまで試合をしたコートを見た。それは思ったより小さく見えた
これは配信されてるから吉良もどっかからスカウトされるだろう。コイツが世界一になる可能性だってある







さて、出発の準備でもするか




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