お前らに愛なんてある訳ねぇだろ さん 【ブルーロック】

140 遠くへ ページ47

吉良君が君が繋いでくれたボールを必死に蹴ってるよ。すぐに崩れそうな身体見えるけど違う、芯がちゃんとある体を二人はしている
あまりにも格が違いすぎる。言葉に言い合わせないほどに





Aちゃん。君は確実に世界一になれる。けどそれを捨てるんだね
いや、捨てざるを得なかったんだよな。僕達のせいで









あぁ、君が遠くに見えるよ



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

糸師side



「糸師、準備は出来るか、」
「は、」



俺がAを潰すだと？これ以上アイツを潰す必要があるのか？



「ごめんね、ちょっと困らせちゃった」
あの日の真夜中、困ってそうだったのはお前の方だった
なんで今アンタに会うんだよっていう雰囲気がほんの、ほんの少しだけあった
ただアイツは隠すのが上手い、だから他の奴じゃ絶対に分からなかった






大切な人がいなくなったらどうするかという質問をしてしまった。そしてアイツが言う前に遮ってしまった
聞きたくなかった。聞きたくないのに質問してしまった自分を今でも殴ってやりたい
でもアイツの答えなんて知ってる、諦めるだ






アイツは人が離れていくことに慣れているから。諦めたくなくてもソイツらを追いかけることは出来なかった
兄ちゃんのように。追いかけようと思ってもあっちが勝手に壁を作って諦めさせられる






俺はまだいい。問題はAだ
元々俺は密かにAのことを好きになり我がものにしようとしてる奴らにすこし反吐が出ていた。お前らは何をしに来たと



続く
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

雪宮さんがイングランド棟との試合で色々やった時、Aは雪宮さんが遠くにいると思ってたけど今度は雪宮さんがAのことを遠くに行ってしまったと思ってます
2人は少し似てる人間です

141 謎の感情→←139 受け継ぐ者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す