お前らに愛なんてある訳ねぇだろ さん 【ブルーロック】

96 電柱にぶつかるデートってどゆこと ページ1

今日は久しぶりにあの刑務所を出て蟻生さんとショッピングに来ている
なんか色々ほいほい蟻生さん買ってるけどまじで何処から金出てんだよ…、犯罪とかだったらあの刑務所も終わっちゃうよ






それにしてもこの人のオーラが凄いんじゃ(○鳥)
この服が似合うのはもうイケメンしかおらんのよ、あとロングが似合う男もイケメンしかおらんのよ





そんな男がこんなブッサイクな私の隣にいてええんか？？
あぶね、ちと変な人になったわ。つい久しぶりに外の空気を吸えたから今イッちゃってんだよね







「ん？どうしたA」



キラキラし過ぎて瞼が開けられなかった、そのせいで柱にぶつかってしまった
その姿をみた蟻生さんは目を細めて笑ってくれた、私はこういうのを望んでいたのかもしれない
誰かが隣で笑ってるのを、2人で幸せになるのを






いや、私なんかが幸せになっちゃいけない。少なくとも私の計画が終わるまでは








「A、この服がオシャだと思う。着るのはどうだ？」




そう言って蟻生さんが持ってきたのはかわいい系の服だった。そういや、私は元々こういう服を着てみたかったんだ




けど、似合ってると言ってくれた彼はどこか父親らしいと思った







『「……ごめん、A」』
本当のお父さんを思い出した、ダメだ、今は楽しまないと！！

設定3→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す