俺だけを。【 9 】 ページ9
研磨side
あ、計算外。
「 リエーフ君、えっ、と…
今日は部活休むの!ごめんね? 」
「 …リエーフにトス上げるの面倒だし。 」
「 えっ?!酷いですよ!
うぅ…校門まで送らせて下さい、A先輩…! 」
面倒だな、もう邪魔なんだよ、やめろよ。
「 え、うん!良いよ…ね?研磨! 」
「 …ヤダ。 」
もうヤダよ、俺我慢してたのに破裂しそうだよ。
お願いだから俺だけを見て。お願いだから俺だけを愛して。お願いだからねぇお願い、俺だけを見てよ……。
「 え、でも後輩には優しく!リエーフ君送って!! 」
どうせこうなるの知ってたよ。
なんでダメなの?俺じゃだめ?ねぇ、ダメナノ?ナンデ?バレーガヘタダカラ?ナンデ、ナンデ、ナンデ、ナンデ?
「 いつも見てくれない…なんで… 」
「 …? 」
もう良いよ、俺怒ったから。
もうどんだけ足掻いても俺の事しか見えなくしてあげる。
ねぇ、そろそろだよ。俺達の家にそろそろ帰れるよ。
家に帰ったらいっぱい愛してあげるね。
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作者名:ミルク | 作成日時:2020年8月9日 16時