あばたいむず.【AVNTIS】

おたんじょうび . ページ9

Aside








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10月29日の今日、親方とかカリブラとかYouTuberが集まり、出演というか参加という形でいるクラブ。






さっきまでジンくんと親方と一緒にステージ上にいたけど疲れちゃって、下に降りてゆっくりお酒を飲んでいた。






「Aちゃんですよね？！写真撮ってください！」






「このカクテル美味しいんですよ、もしよかったらこれ飲んでください！」






想像以上にファンの子がこうやって声を掛けてくれるのが嬉しくて少しじつお酒のペースが早くなっていくのが自分でもわかる。






そ「あんま飲み過ぎんなよ」






いつの間にって感じだけど休憩のためか降りてきたそら。でもまたすぐにステージに戻っていった。






そらに言われてさすがに水一杯は飲んでおこうかと思い席を立とうとするとよろめく体。






「わ、すいません」






見ず知らずの男の人に当たってしまった。






「全然いっすよ〜笑」




「あれ、アバンティーズ の？」




「ああ、そうです」






当たってしまった申し訳なさと恥ずかしさとであはは…なんて笑ってしまう。






「本当にちっちゃいんすね」




「えぇ〜これでも今日ヒールなんですよ？おにーさんたち背高いから〜！」




「かわい〜」




「ステージ行かないんすか？」




「ん〜疲れちゃって」






意外とお話のしやすい人たちだなんて安心した矢先、





「じゃあ向こうで俺らと飲みましょーよ！」






あー、おにーさんたちそういうタイプ？？






「お酒はメンバーからストップかかっちゃったから飲むと怒られちゃう、」




「大丈夫大丈夫、向こうで飲めばバレねえって」




「俺らが奢るよ？」




「いやでも、」






いや奢るという発言に魅力は感じるけど。






断ったのに強引に引かれる右手。






あれ、これは危ないやつ？？






やっぱり少し飲みすぎたか。頭働かない。







瞬間、誰かの腕がお腹の方へ回ってきて体がぐっとそっちの方にひかれた。

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