あばたいむず.【AVNTIS】

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「えいちゃん、？」



エ「なんで！なんで言わないんだよ！！」



「え…？」




えいちゃんの大きな声でみっくんの部屋からみっくんとそらとりっくんが出てきた。






エ「そんなに俺らが頼りない？」





エ「俺らのこの関係はAにとってそういう相談すらもできないような関係なの？」





「…ちが…っ」





自分でも声が震えてるのがわかる。






リ「えいちゃん落ち着いて」







エ「なあ！！！」







そ「エイジ！！！」







「…っ」






私は耐えられなくて、名前を呼ぶ声が聞こえたけど構わずに家を飛び出した。






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そのまま家を飛び出して、公園まで行って泣きじゃくった。





外はとても冷え込んでいて真っ暗だった。





なんでばれちゃったのかなという素朴な疑問もあったけど、そんなことよりも初めてえいちゃんにあんな風に責められたという衝撃による反動か、悲しいのとなんとも言えない感情が私を容赦なく襲った。




ただ、迷惑だけはかけたくなくて。こんな幼馴染みの関係だからこそいやだった。私なんかがみんなに。








.









しばらくして涙が落ち着くとそのまま家を飛び出したためケータイしか身につけてないことに気づいた。







どうしよう。






このまま家に帰るのも気まずいしかと言って上着も着てないから寒いし。






頑張って友達のところまで歩いて行って泊めてもらおうかな、お願いできるかな






そう考えて友達に電話をかけようとしたとき聞き覚えのある、聞きたくもない声が聞こえた。







「あれ、Aちゃん？」









背筋がぞっと、した。

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