あばたいむず.【AVNTIS】

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Aside




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ツ「ちょっとちょっとー」



り「歌の途中だったのにー」






マホトさんとヒカキンさんがいるステージへ。






そ「こいつら袖で泣いちゃったんすよ、Aなんかまだ泣きやまないし、どーしてくれるんすか！笑」






「だ、っで…」






こっちを見て爆笑したマホトさんだけど、






マ「あーもほらメイク取れるだろ」






私の顔を覗き込んで頭を撫でてぎゅって。






キャーって聞こえた黄色い声もきっと普段なら、この組み合わせも喜んでくれる人も居るのはわかってはいるけど、ああまた叩かれるなって心の中で思う部分はあった。






でも、今はそれどころじゃない。






人前だし、メイク取れるだろうし、泣き止まなきゃいけない。頭で理解はしてるんだけどそう思えば思うほど止まらない。






そ「あいつも泣いてるー！」






そらのさす方向を見ると泣いてるけど頑張って笑おうとしてるえいちゃんが。






リ「Aと一緒だ笑」






マホトさんは次にえいちゃんにぎゅーってしに行った。






急に背中が暖かくなってまた客席から黄色い声が聞こえる。みっくんに抱きしめられたって気付くまでそう時間はかからなかった。






「みっくん？」



ツ「寂しそうだったもん」



「うそだ」



ツ「マホトさんすぐにえいちゃんのとこ行っちゃったもんね」






指で私の涙を拭うとにこーって顔を覗き込むみっくん。






「かわいーことするね」






自分も袖で泣いてたくせに。
ふとみっくんの頰に手を伸ばす。






そ「おいそこ！マイクオフでいちゃいちゃすんなよ！」



ツ「だってマホトさんすぐえいちゃんのとこ行っちゃうんだもーん」



「だもーん」






マホトさんはまた爆笑して、「馬鹿だろ」なんて言った後すぐに私たちのとこに勢いよく走ってきて私とみっくんを力強く抱きしめてくれた。

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