あばたいむず.【AVNTIS】

注射って怖いよね . ページ2

Aside



.





リ「A、顔強張りすぎ」




「だって〜」







さて、今日は何の日か。





正解はインフルエンザの予防接種の日。





そして今いるのは病院の待合室。





ここ最近はアバンティーズのみんなで予防接種を受けに来るけど、体調不良につきえいちゃんは休み。






ツ「体調悪くないのにここにいるの変な感じするなあ」




そ「俺帰りたい」




「私も切実に帰りたい」






誰だって注射が得意とか好きなんてそんな人はいないはず。





それに、高校生まで打ってても毎年インフルエンザなってたんだよ？！





打つ意味ある？！





お願いします帰らせて下さい、それか注射痛くないように開発して。




そんな馬鹿なこと考えていると呼ばれる名前。





ぞろぞろと部屋に入ろうとした時いつの間にかある1人が姿を消していた。






リ「あれ、そらは？」



ツ「ねえ、LINEで帰りますって空から来てる」



「そらのばか、きらい、裏切り者め」





いつの間に準備できたのやら看護師さんが「どちらの腕にしますか？打ちますよー」って。




にこやかで可愛らしい看護師のお姉さん。
手には注射という凶器。







「うう〜みっくーん」







利き手ではない左手を出し、右手でみっくんの手を握る。





顔はもちろん注射は見ないように、もう既に涙目の私は体の向きをみっくんの方へ。







ツ「大丈夫だよ、A」






優しく、ふわふわと頭を撫でてくれるみっくんのおかげでなんとか毎年注射を乗り切っている。

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