四郎の怒り2 ページ8
呼び出しをされて、職員室に向った｡なんか、五郎も心配だからついて来てくれて安心してる。
「失礼します！」
『おー、来たか。こっちこっち！』
「あの、松岡先生｡俺は…｡」
『兄貴の事バカにされたんだろ？』
「先生なんでそれを？！」
『こいつらが来る前に､他の生徒が来てなこいつらがお前達の家族バカにして喧嘩になりそうだって報告が入ってまして。』
「それで、松岡先生が知ってたと｡」
ありがとう、報告してくれた生徒くん！！
「それじゃ、帰ってもいいんですかね？」
『いや、お前らの兄貴呼んだから直接こいつらに謝らせようかと(笑)』
「ドｓだ(汗)」
マジかよ…｡ウソだろ呼んだの？学校に？！
「失礼します！！！舞賀四郎と、五郎の兄ですが！！」
『おーう､こっちこっち！(笑)』
「松兄！四郎と、五郎がなんかしたの?!」
ほら、一郎兄焦ってる
「この子達になんかしたの?！顔にアザがあるけど…｡」
落ち着けよ、大学生｡
「なに？二人でケンカしたの?あひゃひゃ！」
こいつはほんとバカ｡私があんたらをかばった意味無いじゃん。
『イヤね、双子は何もしてないんだけど、アザがあるこいつらがお前ら兄貴達をバカにしたんだと。なんだっけな、長男は高校中退で、次男は勉強しか出来なくて､三男はバカだっけ？』
あぁ、言ってた奴等の顔が面白いぐらいに暗くなってく。
『おまけに親が居ないとろくな奴がいないみたいな事も言ったらしくて…｡それでお前を呼んで謝らせようかと思った次第です｡』
「なんだ、俺達の事で四郎が怒ってくれたのか…｡俺心配しちゃった(笑)なんかしでかしたのかなって。」
「まぁ、俺勉強しか出来ないかもだけど、それでもイイしね。(笑)」
「バカか〜、やっぱり皆にばれてんのね｡あひゃひゃ！」
「松兄､この子達家に帰してあげて｡俺達はなんとも思ってないからさ､ただ四郎と、五郎に謝ってからね！」
「はい！そのお兄さん達いい人達なんですね！バカにしてすいませんでした！！」
「もういいから､双子に謝って｡(笑)」
「さっきはごめんな｡バカにして｡」
「こっちこそごめん｡」
これで、一安心かな…｡
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作者名：mayo | 作成日時：2015年4月24日 10時
