舞賀カフェ、ただいま開店です！ (ページ5)

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二郎兄と五郎の喧嘩2 ページ5

なんか、大変な事になったなぁ。

五郎の泣き声を聞いたのか､三郎と四郎が上から降りて来た｡

「なにー､どうしたの五郎？」

「泣いてるじゃないですか、五郎くん。」

「大丈夫だよ。ちょっと二郎に怒られてビックリして泣いてるだけだよ。」

「大丈夫？五郎くん｡なんならあの撫で肩呼んで来て話し合いさせますけど｡」

四郎､顔が鬼みたいな顔だけど(笑)よっぽど五郎が大事なんだな｡

「俺､１発芸しまーす！！五郎見とけよ！」

三郎は、必死に五郎を励ましてる｡本当､兄弟思いのお兄ちゃんになってくれて俺うれしいよ｡

「五郎､もう大丈夫だよね？」

「うん。ありがと一郎兄」

「でも、五郎が悪かったところもあるよね？五郎の事だからさっきもそれがわかってたから二郎に怒られてすぐ謝ったんだよな？」

五郎と目の高さを合わせて、手を握って話す｡

「うん、わかってるよ。わかってるんだけど、俺素直になれなくて…。」

「そっか、だったら素直に謝って二郎に許してもらおう！」

それしか、もう一人の頑固者を素直にさせることが出来ないからね(笑)二郎も頑固で、まぁお互い様って事だよね(笑)

「でも、許してくれるかな?あんなに怒ってたから…。」

不安だよね。二郎が五郎に怒ることあんまないからね。

「大丈夫ですよ！あの撫で肩､五郎くんの事大好きですからね！もし、許さなかったら私が代わりに怒ってやりますから！」

四郎も大好きだからね､五郎の事(笑)

「俺も、怒ってやるから！安心して二郎兄と仲直りして！」

「三郎兄がはりきると、ろくな事ないからな～。」

「なんだと！そんなことないだろ！」

「あぁ、うるさい！」

「じゃあ、俺達も物陰から見てるからガンバレ！」

「うん。」

なんか、ドキドキするよね。仲直りの瞬間って。

「二郎兄！」

「なに｡」

「そのあの､ごめんなさい！俺あの時素直になれなくて､許さねぇなんて言ったけど本当は許すはずだったんだ！だから、その｡本当にさっきはあんな奴なんて言ってごめんなさい！！」

「はははっ、もういいよ!こっちこそ､さっきはごめんな。」

「でも…。」

「さっき怒った後、五郎の泣き声が下から聞こえたからやりすぎたなって後悔してたんだよ(笑)ほら、涙の跡ついてる。」

「うるさいんだけど､二郎兄｡」

「もう～､素直じゃないなぁ～！」

なんか、仲直りできたみたい｡(笑)

よかった、いつもの二人に戻って｡(笑)