イケメン系マネは今日も排球男子を翻弄する (ページ5)

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月島蛍は敵わないページ5

月島視点

『月島〜』

『ツッキー！』

僕はこの人が苦手だ

別に優しいし

気遣いもできるし

変人要素もない

でも

『月島〜!』

月島「なんですか？僕暇じゃないんですけど」

『そっかぁ〜、てかお前、俺のこと避けすぎじゃね？』

月島「気のせいじゃないですか?」

『そうかなぁ、俺なんかしちゃった？』

月島「いえﾍﾞﾂﾆ」

少し寂しそうにする先輩を見下ろすと

少し上目遣いで見つめるところも

『おっ、ようやく目があった!見下されるのはなんかやだけどな…』

イタズラっぽく笑う先輩に不意にドキッとしてしまうのも

なにか嫌だ

『おい！そらすな!』

そう言って僕の頬を両手で無理やり自分に向かせる

月島「イッ…」

『あっ…ごめん！…でも、』

【お前も悪いからな】

月島「ｯ…！？チョット」

ぁ゙ぁ゙…最悪

絶対今顔赤いし

カッコ悪い

『ぶっ…アハハｯ！ごめんごめん！悪気はないよ、でも月島
かわいいな』

月島「ｯ…やめてください」

『いいよ～、ホイｯ』

そう言って先輩は手を離した

『練習頑張れよ！』

笑顔で言う先輩からただ目が離せなかった

月島「…はぁ」

『テンションww』

こんなの可笑しいデショ

月島「覚悟しててください」

『え゙っ！？お、おう！どっからでも来い！』

このまま負けっぱなしは

僕が許さない

『でも俺はお前から話しかけてくれるのは嬉しいけどな』

月島「ｯ…はい」

でもやっぱり今は敵わない

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月島「ﾊｧ…」

山口「ツッキー！大丈夫！？」

月島「山口うるさい」

月島「次回、山口忠は憧れている」

『山口！サーブ練行くぞぉ！』

山口「はいっ！」