わたしってやっぱり変?9 ページ9
メイベル「たっだいまぁ!」
ミステリーハウスのドアを開け、大叔父さんを探す。
スタン「なんだお前らか。晩飯なら、適当にあるものを食え。俺はもう食った。」
仕事が終わったのか大叔父さんはスーツを脱いで、ソファに座っていた。
立派なお腹だ。
ディッパー/メイベル/(人1)「はーい」
返事をしてから、私たちは、ダイニングに向かう。
(人1)「ディッパー何かあった?」
私とメイベルは、椅子に座り、ディッパーは食べるものを探している。
ディッパー「うーんと、パンと、牛乳と、シリアルと、……うっわ、なんだよこれ。……そっとしておこう。」
一体何があったんだと聞きたいが、今はそれどころじゃない。お腹がすき過ぎて死にそうだ。
メイベル「何でも良いから、食べ物をよこせー!!」
メイベルが机を拳で叩いている。
まるで、威嚇行動をとったチンパンジーのようだ。
ーーまぁ私もだが。
ディッパー「まぁまぁ落ち着けって、いいものがあったぞ! ほら、ピザだぞ! これとトーストがあれば十分だろ?」
ディッパーが机の上に食べかけのピザとパンを、お皿の上に分けてくれた。
(人1)「まるで召使いだね。」
メイベルに小声で伝える。
彼女は、両手を叩き、ディッパーに合図を送った。
メイベル「召使い!牛乳を!」
ディッパー「なんだよもぅ!全く、自分で取りにいけよな !」
ディッパーはいやいや、席を立つ。
(人1)「そう言いながら、取りに行くディッパーは優しいか、言いなりかのどっちかだね。」
何気ない独り言が、彼に聞こえてしまったらしい。
ディッパーは、頬を膨らまし少し強めに牛乳を机の上に置いた。ほっぺたが赤くなっている。
ディッパー「あのねぇ!僕は!別にメイベルのために牛乳を取ったんじゃない! 僕が牛乳を欲しかったんだ!」
そう言いながら牛乳をコップに注ぎ、一気に飲んでいる。
メイベル「こういうのをきっと、意地っ張りって呼ぶんだよ。」
喉が詰まったのか、ディッパーの口から勢いよく牛乳が飛び出してくる。
私の視界が白くなっていく。
ディッパー「ゲホゴホ!もぅいい加減にーー……あ。」
(人1)「召使い!タオルを!」
私は若干怒りながら、両手を強く叩いた。
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stupid - 完結しちゃいましたか...... 長い間楽しませていただきました。長い間お疲れ様でしたと共にありがとうございました。 (2023年1月20日 23時) (レス) id: f2aba1d05a (このIDを非表示/違反報告)
華鈴 - とっても面白かったです!ディッパー可愛いかよ...続きがものすごく楽しみです!頑張って下さい♪ (2019年8月11日 20時) (レス) id: f064669f95 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - 昨日全部読んで…とても面白かったです…!更新ずっと待ってます…! (2018年3月4日 14時) (レス) id: 7556253bdc (このIDを非表示/違反報告)
ねおん(プロフ) - 続きすごく気になります!大変だと思いますが更新頑張ってください!応援してます!!(´∀`*) (2018年1月24日 6時) (レス) id: e70a311e87 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ここでストップうううう((更新お願いします! (2017年11月12日 22時) (レス) id: 68476c466a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:箪笥(たんす) | 作成日時:2017年4月12日 23時