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わたしってやっぱり変?6 ページ6

メイベル「ついたァ!みんなおっそい!早く早く!」

やっとのことメイベルに追いついた。
見渡せば大きな道路を沿って住宅やお店が並んでいた。

(人1)「うっわぁ、なんていうかその……レトロ。うん。」

誰だって、この街を見たらまず最初に、『古そうな町だな。』とか『空気が美味しいね!』とか『わぁ、廃棄自動車の山♡』とか言ってしまうだろう。

ーーまぁ、要するにそれ以外目を惹くものは無いに等しい。
いたって普通?のどこにでもありそうな田舎の街だ。

ディッパー「面白そうなものは特にないな。」

メイベル「あ、見つけた!」

メイベルが意見に待ったをかける。
あ、あれのことかな?

(人1)「ねぇ、それって亀持ってベンチに座ってる、あの男の子のこと?」

メイベル「えっへへぇ。さぁ、話しかけるんだメイベル!夏の恋のため!!オー!」

(人1)「え!? ちょっとメイベル!? あーあ……。行っちゃった。」

止めようとしたがメイベルは、夏のなんちゃらのために、早足で行ってしまった。

ディッパー「恋ねぇ。 (人1)は誰かを好きになったことある?」

(人1)「ん?なんで?多分……ない?かな?」

ディッパーは帽子を深く被り直した。

ディッパー「ふーん。ねぇ、ちょっといい? もし、もしだよ?僕にさ、あー、好きな人が出来たらさ、(人1)はどうする?」

帽子の下からディッパーの真っ直ぐな目が私を見つめる。

(人1)「あー……、そうだなぁ。 応援するよ。うん。あ!じゃあ逆にさぁ! 私が誰かを好きになったらディッパーはどうする?」

それとなくディッパーに同じ質問を投げ返してみた。

ディッパー「え? お前に好きな人? ……うーん、絶対に、君を幸せにする人、だったら応援する。なーんてね。」

あなたは私の親ですか。

(人1)「あっははは!なにそれ大げさだなぁ!」

ディッパーの肩を軽く、こぶしでたたいた。

メイベル「たっだいまぁ!」

(人1)「おかえり。あれ?男の子は?」

歯列矯正機を光らせて私の質問に答える。
メイベルの笑顔って癒されるなぁ。

メイベル「なんかねぇ、恥ずかしがり屋な子だったみたい。彼焦って、携帯の番号あたしに教えるの忘れたんだよぉ?」

凄いポジティブ思考だ。その考え方私にも分けて欲しい。

ディッパー「恥ずかしがり屋? メイベルそれは逃げた、イテッ!!何すんだよもう。」

私はディッパーの肩を強く、たたいた。

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stupid - 完結しちゃいましたか...... 長い間楽しませていただきました。長い間お疲れ様でしたと共にありがとうございました。 (2023年1月20日 23時) (レス) id: f2aba1d05a (このIDを非表示/違反報告)
華鈴 - とっても面白かったです!ディッパー可愛いかよ...続きがものすごく楽しみです!頑張って下さい♪ (2019年8月11日 20時) (レス) id: f064669f95 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ - 昨日全部読んで…とても面白かったです…!更新ずっと待ってます…! (2018年3月4日 14時) (レス) id: 7556253bdc (このIDを非表示/違反報告)
ねおん(プロフ) - 続きすごく気になります!大変だと思いますが更新頑張ってください!応援してます!!(´∀`*) (2018年1月24日 6時) (レス) id: e70a311e87 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - ここでストップうううう((更新お願いします! (2017年11月12日 22時) (レス) id: 68476c466a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:箪笥(たんす) | 作成日時:2017年4月12日 23時

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