わたしってやっぱり変？

わたしってやっぱり変？28 ページ30

3人で仲良くゲームをしているのが気に食わないのか、軽快な音の邪魔が入る。

ディッパー｢来たみたいだね。｣

メイベル｢よし、じゃあ行ってくるねぇ！｣

(人1)｢行ってらっしゃい。｣

レトロなシューティングゲームのBGMと、ギデオンの所へ向かっているメイベルの後ろ姿が
どことなく雰囲気がマッチしていた。

ディッパー｢さて、続きでもする？｣

ディッパーが口の端を少し上げ、コントローラーを持ち上げる。

なんて嫌な奴だ。

(人1)｢…………ふ、ついにこの日がやって来たようだ。｣

私は意味深な言葉を吐き、コントローラーを手に取る。

ディッパーはそんな私を見て、驚きを隠せないようだ。

ディッパー｢なんだよ、負けるからってやけになってるな？｣

ディッパーは、目を細めて私を見つめる。

(人1)｢……実は、いつも手加減をしていたんだよ。2人の喜ぶ顔が可愛いくてね。私が身につけているこの靴は約3t、これを脱げば……。｣

ため息混じりに私は頑張って真顔を貫き通す。

ディッパー｢前から変なやつだと思ってたけどここまでとはね。どうせ嘘だろ？ ……っていうか、僕のことかわいいって言うなって。｣

その頬を膨らます所が可愛い。可愛いがにじみ出てますよディッパーさん。

(人1)｢……はいはい。 あ、そう言えば、、ディッパーってさ、｣

ディッパー｢な、なんだよ。」

まだ私は真顔だ。

(人1)｢可愛いよね。｣

あ、少しニヤケた。


ーープツン。

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