わたしってやっぱり変？

わたしってやっぱり変？16 ページ16

スタン｢掃除を頼んだだろうが。誰だ、あんな所にバケツを置いたやつは。見てくれ、ビショビショだ。｣

大叔父さんがはぁ。とため息をつく。
うっわぁ。完全に掃除のこと忘れてた。

(人1)｢あー、ごめんなさい。 掃除してきまーす。行こうメイベル。｣

メイベル｢はーい！！ …………んー、でもなんで腰のあたりまでビショビショなんだろうね。 おもらし？｣

最後の方を小声で私に聞いてくるメイベル。
私が言えることはただ一つ。

(人1)｢つまり、棚の上にバケツは置いちゃダメだって事だよ。｣

これでメイベルも大叔父さんが、ビショビショな理由がわかるだろう。

メイベル｢なるほどぉ！ つまり、それを見るとおもらししちゃう体質なんだね。｣

ーーちょっと待って、その発想はなかった。

掃除をしようとバケツを取りに行こうとしたその時、ドアベルがなった。

メイベル｢あー！！ 忘れてた！｣

メイベルが玄関に走っていく。

スタン｢誰が来たんだ？｣

ディッパーと大叔父さんが奥の部屋から顔を出す。
いや、それは私が聞きたい。
もう友達が出来たのだろうか。
流石コミュニケーションの塊だ。

メイベル｢えっへへぇ。みんな紹介するね！ 私のボーイフレンドだよ！｣

？｢よぉ。｣

みんなもそれぞれ返事をする。

ちょっと待って。
ボーイフレンド？友達じゃなくてボーイフレンド！？さ、流石メイベル……いや、コミュニーケーションの塊。

……きっとメイベルは、どこかのプリンセスの生まれ変わりだと思う。王子様に会った瞬間に『結婚しましょ！』とか言い出すタイプのプリンセスだ。きっと。

(人1)｢ねぇ、あなたの名前は？｣

？｢えっと、あー……ノーマル・マンだ。｣

うん？なにかまずい事でも聞いたかな。
なんだか、おどおどしている。
メイベルがノーマル・マンの名前を略して、ノーマンと呼んでいる。

ノーマル・マン｢それじゃぁ、メイベル、デートでもしようぜ。 ｣

メイベル｢わぁお。 やだもぉ、照れるなぁ。 ｣

ノーマンは頭をぶつけながら、メイベルを連れてデートに出かけてしまった。

ディッパー｢……なんかアイツ匂うな。 ねぇ、(人1)もそう思わない？｣

(人1)｢いや、ディッパーも相当ーー｣

ディッパー｢いや、そういう意味じゃなくて。｣

ーーあぁ、なるほどそういう事か。

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