僕が彼女と付き合った理由 (ページ4)

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健全ページ4

「なんでここにいるんですか？！」

「この傘を返そうと思って…」

そう言って彼女は手に持っていた傘を僕に差し出しました

「手…冷たいですよ。何時間待ってたんですか？」

彼女の手は完全に冷え切っていました

よく見れば唇もあまり血色は良くないし

「昨日…会った時間頃にここに来ましたそうすればまた会えるかなって思って」

「傘なんていいのに…」

「でも…あたし昨日あなたが助けてくれたのにひどいこと言っちゃってそれも謝りたくて」

確かに昨日のは心にグサって来たけど…(笑)

「全然大丈夫だったのに…家はここから近いんですか？」

「そんなに近くはないです…」

彼女の声は昨日よりか細くなっていた

「僕の家結構すぐなんで寄っていってくれませんか？温かい飲み物出すんで」

「…大丈夫」

「なんでですか？」

「そんなに…のこのこと男の人の家に行くなんて…」

「あっ………大丈夫です僕健全なので」

「ふふっそうですか…じゃあお言葉に甘えてお邪魔しようかな」

彼女はそう言って笑いました

柔らかくそして可愛い笑顔でした