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ありがとう ページ13
「……ごめん あたし思い出してつい泣いちゃって…」
「いや 全然大丈夫だよ 僕も何もできなくて…ごめん」
僕はあの時Aちゃんにあんな出来事があったなんて知りませんでした
「ううん…ありがとう てかソクジンくんの服に鼻水ついちゃった(笑)(笑)」
「ええっ？！……まあ今回は許すよ…(笑) そろそろ帰る？結構遅いし」
「…………」
「どうしたの？」
「オムライス食べたい」
少し顔を赤らめてAちゃんが言った
「親は大丈夫なの？」
「もう大学生なんだし連絡すれば大丈夫」
「ならいいけど…じゃあ寒いから早く行こう」
僕たちは家に着きました
「今飲み物作るから座ってて」
「ごめんねソクジンくん わがまま言っちゃって」
「全然大丈夫だよ むしろ僕に話してくれて嬉しかったし」
僕はAちゃんと自分の分のココアを机の上に置きました
「あったかい……うん やっぱり美味しい」
そう言って笑顔になったAちゃん
「少しは温まった？」
「うんっ！ありがとう」
「よし！じゃあ今からオムライス作りますか！」
「今回はあたしが作るからソクジンくんはここで待ってて！」
そう言ってAちゃんは台所に行き僕に何の食材を使っていいのかなどを聞いてオムライスを作り始めました
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作者名：kana | 作成日時：2017年2月3日 13時
