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「あ、えっと、」
「あ〜なんかごめんね？こんなに一気に言ったってまだ韓国語あんまり分かんないよね、ってこれも伝わってる？」
「あ、いや、ごめんね、」
振り絞った謝罪の言葉を横耳に、苦笑いしたクラスメイトがわたしに背中を向ける。
ああ、またやってしまったと心の中で反省したって、〈日本から来た韓国語のわからない転校生〉という肩書が外れるにはあまりにも手遅れで。
親の転勤で全く縁のない韓国に引っ越しして、もう3ヶ月になる。
なんとかタイミングを合わせて新学期から入学したものの、文字ならまだしもネイティブの韓国語の速さに全くついていけてないのが事実。
クラスメイトとはまだぎこちない会話しか出来ず、友達なんてもってのほかだった。
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作者名：グラ | 作成日時：2023年1月23日 23時
