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威由｢...｣
大丈夫､大丈夫
威由｢ただいま帰りました｣
｢ちょっと!｣
威由｢なんですか?｣
｢聞いたわよ!貴方､3年前から商売してるんですってね｣
｢しかも自分で作ったもので｣
｢そんなこと早く言ってよ!｣
威由｢!!｣
笑顔でそう言ってくれている
今なら話せる気がする
威由｢実は((｢そのお金私たちに頂戴!!｣ ____ぇ｣
｢実は最近稼ぎが悪くて危機に陥ってるんだ｡材料が買えんのだ｣
｢3年も貯めたお金があればきっと買えるわ!｣
威由｢...｣
｢さぁ､出しなさい｣
威由｢__｣
｢何やってるの早く出しなさい!!｣
威由｢_か__も｣
｢ぇ?｣
威由｢...ﾁｯ!｣
｢ほら早く!!｣
,
,
,
威由｢バカ共ｯ!!｣
｢｢ﾋｯ!?｣｣
威由｢これは自分のために貯めたものだ｡お前たちに渡すつもりは無い｣
｢何言ってるの!この家に住んでる以上は私たちのお金でしょ!?｣
威由｢だったら今すぐ出でいく｡前から考えていた｣
｢育ててやった恩を忘れたのか!!｣
威由｢育てた?只々金を渡してただけだろ?
頼んでもいないのに勝手に｣
｢なんてこと言うの!誰が稼いだ金で飯食えたと思ってんのよ!!｣
威由｢それが親のすべきことだろ?子のために働いて稼ぐ__当然の行動だ｣
｢お前は俺たちに恩は1つもないと言うのか!?｣
｢金置いて出て行け!!｣
威由｢嗚呼､恩はあるよ｡
金が全てじゃないってことを教えてくれた｣
｢｢!!?｣｣
威由｢そんなに欲しいというのならやるよ｣
床中にばらまくと餌をも求めた動物のように食い付いた
威由｢それはな
お前たちが私の努力を踏みにじったものだ｣
｢は?何言って｣
威由｢いいものを取っての銅貨､からくりを作っての銀貨,飯を作った時の金貨
凄いや良くやったの言葉もなし...飯を作ってのありがとうも無し
金にしか興味のないお前たちから貰ったものなんて使いたくない｡
与えられた金は返した｡もう関わるな!!｣
本当に....言いたいことが言えた
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作者名：地炎 美羅 | 作成日時：2020年6月21日 16時
