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威由の過去【ワノ国編】ページ20

緩やかな風が桜の花びらを連れて

鳥と共に空を飛んでゆく

威由 9歳

威由｢あんなに高く飛べたら..｣

空を見上げてそんなことを言う少年___威由はワノ国の山奥に住んでいた

威由｢まずい!そろそろ行かなければ!｣

威由は走って山を降りていった

｢あっ!見て､威由くんよ!｣

｢相変わらず美男ね～｣

｢大きくなったらもっと素敵になるわ｣

威由はこれといった特徴はない｡

黒髪で黄土色の目と探せばいそうなもの

だが､容姿は美形で歳の近い女は近づいてくる

｢威由くん!一緒に行こう!｣

｢私も!｣

威由｢退け｣

威由はそんなのは気にしてはいない

それよりも大事なものがあるから

威由｢...｣

｢またあいつ1人で勉強してやがる｣

｢女子の誘いも断ったみたいだぞ｣

｢偽善者｣

周りに何を言われようが威由は気にしなかった

戯言だと思って聞き流していた

｢おいてめぇ､最近調子乗ってんじゃねぇか｣

威由｢...｣

｢聞けよオラ!!｣

威由｢ﾁｯ!｣

｢ｲｯﾃｪ!!｣

威由｢邪魔するな｣

｢ムカつくんだよ!毎日毎日女に声掛けられて｣

威由｢知るか､あっちが寄ってくるだけだ｡
お前が勝手にそう捉えてるだけだろ｣

これは

冷酷な男___威由の物語

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威由 CV:福山潤