第2話 隠したい想い ページ2
ー昼ー
A「とりあえずバレないようにいつも通りにするが...。」
寧々「A、なんでよりによって類？」
A「おー、自分の幼馴染にそこまで言うん？」
ヒドイなー、寧々。
類「おや、2人共もう来てたのかい？」
っ、いつの間に！？
A「よー、神代。」
寧々「類。A、好きな人出来たんだって。」
A「ん？寧々？」
なんでバラすんだ...！？
類「へぇ...そうなんだね。応援するよ。」
神代ってことまでは言ってないし良かったぁ...。
A「ありがと。そういえば思ったんだけど、お前みたいな変人だと、好まれなさそうだな。」
必殺、自分は好んでませんよアピール！！
類「そうかい？」
A「そう思うけどなー。」
類「Aくんは、僕の事が好きじゃないのかい？」
っ！？
まさか...知って...！？
A「無いね。お前あいての恋なんか興味ない。」
類「だと思ったよ。ところでAくん、そのクリームパンとサンドイッチを交換してくれないかい？」
A「自分で買ったんだろ？食べろ。」
本当になんで間違えて買うんだか。
類「...Aくん、襟元にホコリがあるよ。」
A「で？」
ホコリとかは大丈夫です。
気にしないんで。
類「取るからちょっとだけ動かないでくれないかい？」
A「ん。」
こういうとこは紳士だよな、こいつ。
校庭爆破させてる変人なのに...。
ま、そこがいいけど。
ゲッ、梅干し入ってる。
嫌いなのに...。
てか、クリームパンにお弁当って...おにぎり用意出来なかったからってこれはどうなんだ？
てか、ご飯ないのに梅干しだけ入れるってのもどうなんだマジで。
嫌いだから食べろとかふざけんな？
A「寧々、梅干しいらないからあげる。」
寧々「そろそろ親に入れないでって言ったら？」
A「言ったら食べろって言われて入れられた。」
本当にクソだ...。
類「じゃあ僕はこのへんで...。」
A「ん、いつもより早いじゃん。もしかして司のとこか？」
実験台さんね〜。
類「いや、ちょっと前につけた盗聴器とドローンが使えるかどうかを調べに行くんだ。」
盗聴器！？
A「そか。じゃっ。」
そういえば、類には好きな人、いるのかな...？
少し、気になるなぁ...。
続く (更新停止中)
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作者名：リョウナ | 作成日時：2023年10月1日 21時
