「３４」 ページ35
名古屋駅の上空に到着し
ヘリはゆっくりと降下を始めた
何があるのかと気になり、下を覗いた
そこには、黒い軍服を着た人間が
十数人ほど集まっていた
吸血鬼殲滅部隊の連中だと伺えた
バラバラバラ
ヘリはプロペラ音と風を起こしながら
地上へと近づいていた
だか、接近に気づいた人間の女が
弓らしきものを放った
ドンッ
鈍い音と共に、ヘリから黒煙が立つ
主「お前達、奴らから情報を聞き出せ…」
命令すると、吸血鬼達は
開かれた扉から一斉に降りて行く
ミカエラも宙へ身を投げた
降り立った様子を確認し、最後に
船内から足を浮かせた
主「人間が忌々しい…、選ばれし存在である
吸血鬼に戦いを挑むなど…」
ダンッ
相「貴族か…！？」
主「君に聞きたいことが山ほどあるんだよ…
ルカルやステファノが人間に殺られるとは
随分と力を持った輩がいるようだ…」
私は一人の人間の首を持ちながら
隊長格である女に問う
人間は苦しいのか、息を荒げた
相「全員自決だ！口を割るな！！」
主「自決などさせないさ…」
グシャッ
持っていた人間の首を握り潰す
飛び散る鮮血は顔を濡らし、腕には
止めなく血が流れてくる
辺りを見回すと、全ての人間が
ぐったりと倒れて死んでいた
主「ラクス、殺さないとつまらないよ」
ラ「まさか、自決するなんて思ってなくて」
確かにそうだ、なぜ命を自ら絶つ？
人間とは生きることを求めるはず
それなのに、なぜ死ぬ？
私達に、死の概念など存在しない
だから余計に分らなくなる……
主「ミカエラ、その女も死んだか？」
ミ「この女も自決だ…」
表情は隠れて見えていないが
地面に横たわった女は動かなかった
口内に毒を仕込んでいたようだから
生きている確率は０に等しい
毒を噛み砕き、飲み込めばだがな…
コッコッコッ
私はミカエラに近づき
口を耳の近くに持って行った
主「私を甘く見るな、他と比べて五感が
発達していてな………いい呼吸音だ…」
ミ「殺すか…？」
主「その気になれば心すら見通せるんだ
殺すか殺さないか、決めることだよ」
小声で軽い会話をし
首を傾げながら話をしている二人の
元に足を進めた
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美鈴愈 - クリスティーヌ綺麗っすよね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年11月13日 19時) (
レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - ラウル役はフェリド様でも構いませんよ (2015年10月24日 15時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - ファントム役はクローリー、ラウルはゆうちゃん、クリスティーヌが夢主人公でお願いします (2015年10月24日 14時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - オペラ座の怪人……www あれ、見たことありますけどどうすればいいのか…www (2015年10月20日 22時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストで終わりのセラフのキャラクター達でオペラ座の怪人お芝居お願いします (2015年10月18日 19時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2015年4月26日 19時
