「３０」 ページ31
椅子に凭れ掛かりながら髪を弄る
吸血鬼と言うのは良い、美しさを
永きに渡り維持することができる
何千年経っても髪質はガサガサには
ならないし、肌も潤っている
吸血鬼は美しく強くあれるのだ
ク「私の話を聞いているのかしら？」
主「名古屋決戦の話？聞いてるよちゃんと」
椅子と言うのはクルルの椅子だ
王の間に呼ばれ、軽く話を聞いていた
名古屋に攻め込んで来る人間を全て
殺してしまえと言うことだ
殺れと言われて殺るのは少しあれだ
主「命じられているようで、癪だ…」
ク「命じているのよ、A・ロヴァルド」
人のしたに就くことは嫌いだ
命令した者を殺したくなるほどに
自分に命令できるのは自分だけだと
何度言わせれば気が済むのか…
主「私が殺すのは百夜優一郎と決めている
邪魔をするのであれば、人間だろうと
吸血鬼だろうと殺してやるさ…」クス
ク「やはり、貴様とは気が合わないようだ…」
ビュッ
クルルが突然攻撃して来た
予想していたことだったから
宙を舞ってヒラリと避け、着地した
主「吸血鬼の女王がセラフに手を出すなんて
余程の理由があるんだろうけど…、何？」
クルルは睨みつけるだけで何も言わない
最近、クルルとの仲は最悪だ
歪み合って何も合うことがないし
敵同士と言っても強ち間違いじゃない
仲間同士でのイザコザは、それほど
好ましくないのだけれどな……
主「答えたくないかー、なら別にいいけど…
君が何をしようとね、私の不利になる
ことなら止めるか……殺すからな」
ク「殺す殺すって貴女は何度も言うけれど
第一位始祖から第七位始祖までの貴族を
殺そうとはしないじゃないの
何か、特別な理由でもありそうね」
特別な理由など存在しない
気分だ、貴族と言う最も近い境遇に
立つ者達を殺すと言うのは
少しばかり抵抗と言うものはある
だか、特別な……理由など……
ク「私達上位始祖に死なれては困るから」
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美鈴愈 - クリスティーヌ綺麗っすよね〜(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2015年11月13日 19時) (
レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - ラウル役はフェリド様でも構いませんよ (2015年10月24日 15時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - ファントム役はクローリー、ラウルはゆうちゃん、クリスティーヌが夢主人公でお願いします (2015年10月24日 14時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - オペラ座の怪人……www あれ、見たことありますけどどうすればいいのか…www (2015年10月20日 22時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
菜穂 - リクエストで終わりのセラフのキャラクター達でオペラ座の怪人お芝居お願いします (2015年10月18日 19時) (レス) id: c8ec8f5264 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美鈴愈 | 作成日時：2015年4月26日 19時
