成人 山本由伸 ページ2
山本side
とあるニュースを見た俺は全速力で走っている
人生で1番走ってるかもしれない
向かう先は監督室早く行かなければならない
山岡「え!由伸!?」
山本「失礼します!」
宮城「由伸さん!?」
山本「あとでね!」
既に何人かに止められてるけど
今は構っている場合ではない
バンッ
山本「監督!!!」
中嶋「ダメだ」
山本「なんも言ってないです!」
中嶋「Aちゃんを迎えに行きたいんだろ?」
山本「はい」
完全にバレてる
中嶋「ダメだ」
山本「でも!!」
中嶋「確かに成人は18になったけどまだ高校卒業だろ?」
山本「でもっ」
中嶋「でもじゃない」
俺の彼女は5歳下
彼女と言っても両思いで告白まで済ませている
『私が成人して、由くんがスターになってからね?』
ドラフトが決まり、告白するとこう返された
可愛らしいいたずらっ子な笑顔が忘れられない
今思えば、何13歳に告ってんだ俺、きもっ
辻「Aちゃんのこと好きすぎないか?」
山本「当然ですがなにか?」
山本「美人だけど可愛らしさがあってスポーツも勉強も音楽もできるし、大会では1番に応援してくれていつも優しいけど、ちょっといたずらっ子で…」
辻「ストップストップ分かった、分かったから」
山本「まだ0.1%も話してません」
なんか俺ドン引きされてる
中嶋「こんなのに好かれたAちゃん大変だな」
山本「なんかいいましたー??」
中嶋「なんでもない」
中嶋「とにかくダメだ20歳まで待ちなさい」
中嶋「そもそも、Aちゃんにどんだけ負担がかかるか」
中嶋「奥さんとは言え10代でアメリカ行ってプロ野球の妻としてのサポートできるか!?」
山本「できないって言ってるんですか?」
中嶋「Aちゃんが倒れるかもしれない」
山本「それは…」
山本「でも、アメリカに行く前に会って…」
梵「そんくらいで振るならとっくに振ってるだろ」
山本「でも!!」
中嶋「今日でもばっかだぞ?」
山本「お願いします…もう待ちきれません」
限界を迎えつつある
中嶋「…19になったらカップルまではOKする」
山本「ありがとうございます!!」
中嶋「くれぐれもAちゃんに迷惑かけないように」
山本「はい!」
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作者名:セア | 作成日時:2024年3月8日 12時