room ページ1
*増田さんと手越さんは付き合っている設定です
*現実ではありえない設定です
目を覚ますと知らない場所にいた
目の前にあったドアは鍵がかかって固かった。
閉じ込められている部屋に小さくて細長いビンが何本か置いてあった。
なんだここ。夢か。
周りを見渡すと一人うつ伏せ状態で寝ている男がいた。
「祐也?!」
あわててかけよりゆすってみると、寝ぼけ眼でふにゃりと笑った愛しい恋人。うっすら開いた目で俺を見つめていつもの癖で唇を尖らせる。
これは手越のキスをしてという甘えの合図だ。
「.........祐也、そんな呑気な状況じゃないよ」
「......へ??」
なかなかキスしない俺に少し拗ねた顔を向け
周りをゆっくり見渡した祐也は俺の顔を見て
たっぷり10秒ほど見つめ、ここどこ、と呟いた。
「いや知らねーし。ドア鍵かかってるっぽい。」
「一瞬夢かと思った。てかまじでどこだここ」
夢じゃない。知らない場所に閉じ込められてる。
怖い、不思議、色んな感情が湧き出るのも当たり前だろう。ほら祐也の顔に不安という文字が出てきた。
俺がしっかりしなきゃ、こいつの恋人なんだから。
祐也がぎゅっと俺の手を握る。
大丈夫だよ、と祐也の頭に手を乗せてぽんぽんと
軽く撫でると少し安堵の笑みを浮かべた。
これからどんなに悲しいことが起こるのか
この時の俺たちはまだ知らない。
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ミスタ(プロフ) - オリジナルフラグを外して下さい (2019年10月29日 23時) (レス) id: b6262af8c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:jp8727 | 作成日時:2019年10月29日 21時