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宇「改めて、俺は鬼殺隊の音柱、宇髄 天元だ。
無事、、、じゃないようだが、とりあえず命があって良かった」
背がとても高い宇髄の顔を見上げて話を聞く2人。
身長198cmの宇髄に対し、乱歩は168cmで30cm差、鏡花に至っては148cmで50cmも差がある。
宇「お前ら、名前は?」
顔面についた返り血を拭いながら問う宇髄。
江「江戸川乱歩だ。
命を救って貰ったこと、礼を言う」
自由奔放な乱歩だが、一応は常識人なので、命の恩人の宇髄に深々と頭を下げる。
それを見習って鏡花もお辞儀する。
泉「私は泉 鏡花。
いきなりだけど、鬼について質問したい。
鬼は、一体どういう生き物なの?」
そう、2人が瑛藍に言われてから今まで、ずっと気になっていたこと。
この世界に存在する『鬼』とは、どんな生物なのか。
先程対峙した鬼が言っていた通り、特殊な刀を使わないと傷すら負わせることの出来ない、化け物なのだろうか。
だが、宇髄は質問には答えてくれなかった。
宇「お喋りの前に、まずは鏡花の傷の手当てだ。
放っておくと悪化するかもしれない」
真剣な眼差しの鏡花と乱歩の頭をポンポンと撫で、笑顔を見せる宇髄。
宇「2人とも、ひとまず俺の家に来い」
乱歩が、宇髄の手をかなり強めに払いのけて反発する。
江「鏡花ちゃんの肩を手当てしてくれるのは有難いけどさぁ、僕の頭勝手に撫でないでくれる!?
一応君より年上なんだけど!」
宇「え!??」
乱歩の言葉に全力で驚く宇髄。
それもそのはず。
乱歩は、実年齢よりもかなり若く見えてしまうからだ。
宇「、、、俺、23歳だけど?」
泉「乱歩さんは、こう見えて26歳」
宇「、、、え、え?本気で言ってる?」
泉「うん」
淡々と返す鏡花に、更に混乱が深まる宇髄。
嘘だろ、と宇髄が歩きながらぽつりと言う。
普段は快活で派手好きの宇髄も、驚きすぎるとこうなるらしい。
乱歩は、宇髄の反応を見て楽しそうに飛び跳ねている。
その無邪気な様子からは、宇髄よりも年上とは考え難い。
江「正真正銘、26歳の名探偵だよ!」
とりあえず3人は、宇髄の自宅へ向かうことにした。
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水街(プロフ) - 有栖川.さん» なるべく本編に組み込んでみます!ありがとうございます (2020年8月8日 12時) (レス) id: 17a12418a3 (このIDを非表示/違反報告)
水街(プロフ) - ゑごまさん» あー、なるほど!甘味大好きコンビは面白いかもしれませんね!考えてみます! (2020年8月8日 12時) (レス) id: 17a12418a3 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川.(プロフ) - リクエスト失礼します。 鏡花ちゃんがしのぶさんとか蜜璃ちゃんとかと女子会(どっかの店で鏡花ちゃんは湯豆腐食べてるみたいな)やって欲しいです!なんか番外編みたいになってるかもしれませんが、よろしくお願いします! (2020年7月18日 19時) (レス) id: 6bc5efe30d (このIDを非表示/違反報告)
ゑごま - リクエスト失礼します。やっぱ、かまぼこ隊と絡ませてほしいですかね〜善逸が鏡花ちゃんに求婚して鏡花ちゃんがドン引きしたり。乱歩さんが蜜璃ちゃんとお菓子食べまくったり。いや、はよ戻らんとあかんやろ!ってなりますね。 (2020年7月16日 23時) (レス) id: da1fba78c8 (このIDを非表示/違反報告)
水街(プロフ) - ゑごまさん» そうです、鬼滅ですよ!期待しててください!考えながら書いてるので、もし「このキャラ出して欲しい」とかあったら、言ってくださいね! (2020年7月13日 21時) (レス) id: 17a12418a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水街 | 作成日時:2020年5月27日 18時