楽しみ ページ10
シルクとの出会いは些細なきっかけだった
今日の放課後に委員会があり、顧問の先生に部活に遅れることを伝え集合場所に向かう
今回は掃除用具の点検のみだったので分担して行いすぐに終わった
体操服とシューズを教室に取りに扉を開けようした時・・・
ドンッ!
あ?「わあっ!?/うぉっ!?」
扉が開いて誰かとぶつかり尻もちを着いた
?「悪ぃ!大丈夫か?」
目線をあげると男の子がこちらを見ていた
確か同じクラスの男子で絹張?だった気がする
自己紹介の時にすごく珍しい苗字だなあと思ったのを覚えている
あ「うん、平気!そっちこそ大丈夫?」
シ「おう!あ、拾うの手伝うわ」
2人でぶつかった拍子に散らばった物を拾っていると絹張がこちらを見ているのに気がついた
どうしたんだろう?
不思議に思っていた瞬間
シ「お前、このアニメ見てんの!?」
一瞬なんのことを言っているのかわからなかったが絹張の視線を辿ると私のカバンのキーホルダーを見てたんだと分かった
あ「え?ああ、これ?
うん、大好きだよ。漫画も全巻持ってるしアニメも毎週見てる」
シ「マジか!俺もめっちゃ好きなんだよ!前の回面白かったよな!」
あ「やっぱり!?特にルフ〇がカッコよかったよね!」
シ「それな!しかも、展開が読めなさすぎてびっくりしたわ!」
あ「わかるわかる!やっぱ最高だよね!」
周りの友達でこの系統のアニメを見ている子は少なく、あまり語れる人がいなかった私は嬉しくなり、夢中になって話していた
シ「やべ!部活に遅れる!
あ!ホントにごめんな?怪我してねえよな!?」
絹張が急に慌てだし、時計を見ると確かに5分程話し込んでしまっていた
あ「うん!全然大丈夫!えーっと・・・絹張?で合ってるよね?
こっちこそごめんね?」
シ「平気平気!田中も部活頑張れよ!
あ!明日また話そーぜ!
それと、俺周りのヤツらにシルクって呼ばれてっからそっちで呼んで!」
あ「うん!じゃあシルクもまた明日ね!
私もAで大丈夫!」
シ「オッケー!じゃあ、また明日!」
慌ただしく教室を出ていったシルクを見送った後、自分も部活に遅れていることを思い出し慌てて教室を出る
久しぶりに趣味の話を語れる人が出来たな
いつもは明日のことなんて考える余裕なんてないはずなのに早く明日になって欲しいという自分がいた
この時の私はシルクと出会って人生が変わるなんて思いもしていなかったんだ
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明日香(プロフ) - 美夢さんありがとうございます!現在ここからどう持っていくか苦戦中ですが良い物を作っていけるように頑張ります!リクエストネタも受け付けていますので良かったらリクエスト下さい! (2019年7月19日 12時) (レス) id: dde038e968 (このIDを非表示/違反報告)
美夢(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!頑張ってください! (2019年7月19日 12時) (レス) id: 70c1150dfd (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - ゆうさんコメントありがとうございます!今の所本当に誰落ちか決めてないのでもう少し人気が出て続編が決定したらアンケートを取ろうと思っているので引き続き愛読していただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年5月28日 17時) (レス) id: bdb85445ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - モトキ落ちで見たいです (2019年5月28日 16時) (レス) id: 487c49b670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明日香 | 作成日時:2018年10月26日 2時