爆発 ページ42
貴方side
あ「うるさいっ!!あんたに私の気持ちがわかるわけない!!」
シ「んだと!」
ぺ「ちょっとシルク!!」
周りにいた人達もなんだなんだとこちらに注目する
あ「気楽にやれるわけないじゃん!今年で最後なんだよ?なのに記録は伸びないし原因もわかんない…
絶好調なあんたに私の気持ちなんかわかるわけないじゃん!
他人事だからって適当な事言わないで!!」
モ「A、言い過ぎ」
モトキに指摘されるが感情が抑えられない
シ「自分が上手くいってねえからって八つ当たりすんなよ
こっちはお前を心配してんだぞ」
あ「別に頼んでない」
シ「あ?」
あ「心配して欲しいなんて一言も言ってない
それともなに?自分は人の事気にする余裕があるって言いたいの?」
1度吐き出した感情は止められない
こんな事言いたいわけじゃない
知らない癖に
酷いこと言ってごめん
あんたには関係ない
頭の中がぐちゃぐちゃだ
シ「あぁ、そうかよ!勝手にしろ!」
シルクは背を向けて自分の席に戻る
ぺけ君はこっちを気まずそうに見ながらシルクにかけよった
モ「A」
俯いてる私に声をかけたモトキ
その声は普段のように優しくはなく、呆れと叱咤が混ざった声だった
どんな顔をすればいいか分からず俯いたままモトキの話を聞いた
モ「あいつの言い方も悪かったと思うよ
自分の調子がいいからって周りもそうとは限らないし、Aが、頑張ってるの見ててあの言い方は無神経だったのは確かだからな
でもさ、心配してんのも本当なんだよ
今日も授業中Aの方みて気にしてたし」
スカートの裾をぎゅっと掴む
モ「俺らはAが頑張ってるのは知ってる
でも、何を思ってどういう悩みを抱えてるかなんて言われなきゃわかないんだよ
だから、悩みを言わずに自分の気持ちを分かれって無理な事だと俺は思うけど」
モトキの正論が突き刺さる
頭の中では自分でも最低なことをしたってわかってる
早く謝んなきゃと思ってるのに、意地を張ってる自分がいる
モ「はぁ…とにかくちゃんと仲直りしなよ」
仲介ぐらいはしてやるから、と言い残し自分の席に戻る
もう一度窓を見ると空も曇り始めポツポツと降り出した
あぁ、今日雨降るんだったっけ
傘忘れちゃった…
今日は本当に最悪な日だ
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明日香(プロフ) - 美夢さんありがとうございます!現在ここからどう持っていくか苦戦中ですが良い物を作っていけるように頑張ります!リクエストネタも受け付けていますので良かったらリクエスト下さい! (2019年7月19日 12時) (レス) id: dde038e968 (このIDを非表示/違反報告)
美夢(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!頑張ってください! (2019年7月19日 12時) (レス) id: 70c1150dfd (このIDを非表示/違反報告)
明日香(プロフ) - ゆうさんコメントありがとうございます!今の所本当に誰落ちか決めてないのでもう少し人気が出て続編が決定したらアンケートを取ろうと思っているので引き続き愛読していただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2019年5月28日 17時) (レス) id: bdb85445ef (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - モトキ落ちで見たいです (2019年5月28日 16時) (レス) id: 487c49b670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:明日香 | 作成日時:2018年10月26日 2時