皆がいるから『 Fischer's』

一件落着 ページ39

貴方side

あ「何でシルクが片思いしてるって噂がたつの？
普通なら付き合ったって話になると思うけど」

マ「確かにな…
俺も詳しい事は知らねえし」

ペ「俺もさっきの話聞いて知っただけだからね〜」

3人で唸っていても答えが出てこない
仕方がない。こういう時は

あ「ちょっと聞いてくる！」

マペ「え？」

席を立ち、さっき聞いてきた女の子の席まで歩く
数人の男女で会話を弾ませていた

あ「ねえねえ！ちょっといい？」

声をかけると視線が集中して、すぐに瞳が好奇心で輝き出した

あ「さっきの噂なんだけどさ
シルクが私に片思いしてるってやつ？の経緯を知りたいんだけど誰か知らない？」

知らなかったら他の人に聞けばいいし

ク1「知ってるよー！
てか、同学年で知らない子いないんじゃない？」

ねー？と言いながら周りに確認すると

ク2「あれだろ？ラブレター渡したのに学校で休み時間以外話してるの見てねーからシルクがフラれたって話だろ？
てか本当に告白されてねーの？‪w」

なるほどねー…こりゃ私が噂の原因だわ…汗
ごめん、シルク

あ「あいつが私の下駄箱にいたのは事実だけどそれには理由があってー…」

かくかくしかじか…

説明するのも面倒臭いけど誤解されたまま噂で弄られるのはもっと面倒臭い
このままじゃマサイやぺけくん達と話す事すらままならない

あ「〜って訳なの
だから噂の原因は私にあるっていうk(？「確かにお前が悪いよな」げ…」

声が聞こえた方を見ると扉に手をかけて立っていたシルクがいた

シ「人を見てげっ、てなんだ、げっ、て」

呆れた様子だが怒っている様子は見られない

シ「さっきモトキから俺も噂の内容聞いたんだよ
んで、クラスのやつらの誤解でも解こうかと思ったらお前が先にやってたって訳」

まぁ、元凶はお前だけどな、と言いながら笑っているシルク

あ「怒ってないの？」

シ「あ？何でだよ」

あ「だって、私のせいで変な噂立っちゃったし」

シ「んなもん今更だってーの
俺小学校の時から色々噂たってるし
一つや二つ増えよーがどーでもいいよ」

あぁー…さっきマサイ君達から聞いたやつね
あれ、本当だったんだ汗

シ「まぁ、てな訳でその話は全部嘘
俺はこいつに告ってねーよ」

私の説明に納得してくれたのか離れた時には違う話題で盛り上がっていた

ペ「田中ちゃん流石だよね笑」

マ「俺ならあんなこと出来ねえわ笑笑」

あ「だって知ってる人間に聞くのが1番いいじゃん笑笑」

とりあえず一件落着ってやつかな？

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