皆がいるから『 Fischer's』

ギャップ シルクside ページ33

シルクside

吹っ切れた顔したと思ったらいきなり悪口言われたんだけど･･･
マサイは俺の方を見て口を開く

マ「単刀直入に言うとさ、俺シルクの事苦手だったんだよ
いや、嫌いに近いかもな」


頭を鈍器で殴られたような感覚だ
悪口言われた上に嫌い宣言されて俺のメンタルに追い打ちがかかった

え？俺マサイになんかしたっけ？小学校の時関わった事ねえし中学入ってからも接点はなかったはずだよな？
･･･!!!( ﾟдﾟ)ﾊｯ!!!!やっぱりさっきの事嫌だったとか！？

シ「マサイ！やっぱりさっきの事気にし･･･」

マ「人の話を聞け」ｹﾞｼｯ

シ「いってえ！？」

ケツ蹴られたんだけど！え！？マサイってこんな奴だったっけ？もっと大人しいイメージあったんだけど
ぺけたんを見ると手で口元を抑えながら震えている
モトキとザカオは苦笑しながらこっちを見ている
あいつら知ってたな･･･
他の奴らは呆気に取られてポカーンとしている

マ「俺は「だった」って言ったろ？だから今は何とも思ってねえよ
それに、苦手だった理由も結構しょうもないんだぜ？笑」

マサイは笑いながら今まで思ってたことを全て話してくれた









マ「だからシルクは全く悪くねえんだよ
むしろ、俺が勝手にいじけてただけなんだから」

こいつから見た俺は完璧に見えるんだろうな
でも････

モ「マサイってシルクと本当に接点ないんだね」

ザ「遊んだ事あるやつならこいつの事完璧なんて思わねえよ笑」

マ「･･･ぇ」

ペ「そーそー
遊ぶ時なんてリスキーな事しかしないし
我儘な時とか甘えん坊になる時なんか世話が焼けるし」

モ「最近なんて遊びに行くと「飯作ってやる！」っていってダークマター出てくんだよ？マジで勘弁して欲しいよな」

うん、言ってることはあってる･･･
あってるんだけどさ

シ「お前ら、俺の評価酷すぎね？
我儘は認めるけど俺がいつ甘えん坊になったよ」

その一言でマサイ以外の奴らがマジかこいつみたいな目で俺を見てきた

ン「え？あれが無自覚なの？マジで？」

あ「私あん時のシルクドッキリ仕掛けてるのかと思ってたんだけど･･････」

モ「あのシルクは暫く見たくないよね」

マジで俺なにしてんだ？
頭ん中に？を浮かばせていると

マ「ぷっ」

皆ーマ「？」

マ「あはははっ！」

急にマサイが腹を抱えて笑いだした

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